妙義山の五日 / 大町桂月

妙義山の五日のword cloud

地名一覧

妙義神社

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今日は、先づ金洞山に赴かむとす。妙義神社の前より左折し、山腰をゆくこと、凡そ十町、杉林つきて、下り坂

、白雲山にのぼらむとす。宿を出づれば、直ちに妙義神社也。神佛混合の跡、仁王門に殘りて、今も仁王立てり。右

たり。一體これは、何のしるしぞと問へば、妙義神社は、もと妙義大權現と云ひければ、大權現の大の字を取りて、中山道

妙義山

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妙義山の五日

妙義山とは、白雲、金洞、金※の三山の總稱也。其中、白雲最も高く

最も低し。白雲の高さ、海拔凡そ三千八百尺也。妙義山は、日本第一の奇山なりとは、衆評の一致する所なるが、山と

瀧、高さ十丈と稱す。されど、平時は水なし。妙義山に向つて、瀑布までも得むとするは、餘りに慾張りすぎたる也。

人に大權現のありかを知らさむとせしなりといふ。妙義山は、もとは繁昌したりき、先達、遙に大字を指して、あれが妙義大權

赤城

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を顧みれば、左に近く白雲山を望み、前に遠く赤城、日光、三國諸山を望む。前方を見れば、甲、武、信三國

三山、突兀として高い哉。妙義、榛名、赤城は、上州の三名山と云はる。妙義には、更に白雲、金洞、金

高崎

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として偉大なるもの也、且つ奇拔なるもの也。高崎あたりよりは、わづかに端山の上に頭角をあらはせるが、磯部に近づくに

妙義町

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し、一里餘を徒歩して、日くるゝ頃、妙義町につきて、東雲館にやどりぬ。

寛永寺

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壇の上に、御殿あり。社務所之につらなる。東都の寛永寺と縁故ふかく、寛永寺の法親王の隱居所となり居たりとの事にて、

あり。社務所之につらなる。東都の寛永寺と縁故ふかく、寛永寺の法親王の隱居所となり居たりとの事にて、今もなほ、御殿

中尾山

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眼界は中ノ嶽ほどには、ひろからず。こゝより見下す中尾山の谷合ひにも紅葉あれど、到底中ノ嶽より中木山方面を見たる紅葉

赤坂

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ゆくこと、凡そ十町、杉林つきて、下り坂となる。赤坂と稱す。こゝに來りて、はじめて金※の全峯を見る。金洞の一二

中尾

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の山也。相馬は、實に白雲の主峯也。かねて中尾の二峯の盟主也。餘脈、金洞の東面に延び、金※の筆頭岩

中山道

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稱す。この『大』の字は、一里をへだてたる中山道の路上よりも見ゆる也。

大權現と云ひければ、大權現の大の字を取りて、中山道往來の人に大權現のありかを知らさむとせしなりといふ。妙義山は、

秩父

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碓氷二川の流域、脚底に開展し、右には秩父の連山を望み、左には赤城山を望む。前方關東平原の末に、筑波山

ひらけば、夜はあけたれど、日は未だ昇らず。秩父の連山より關東平原の上へかけて、唯※一帶の黒雲の横はれる

赤城山

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開展し、右には秩父の連山を望み、左には赤城山を望む。前方關東平原の末に、筑波山孤立す。樓上の眺望、佳なり

白雲山

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どうにかなるべし。前遊の時は案内者なくして、白雲山は大字巖にて引きかへし、金洞山は石門を見たるのみ也。普通

て、更に金※山の頂上にのぼり、次の日には、白雲山の絶頂に上り、午後ひとり石門に赴き、その次の日には、また石門に赴き

次の日には、また石門に赴き、又その次の日には、白雲山の裏山に赴き、再び白雲山の頂上にいたり、進んで天狗嶽に上り

、又その次の日には、白雲山の裏山に赴き、再び白雲山の頂上にいたり、進んで天狗嶽に上り、更に進んで相馬嶽に上り

金洞也。松井田より碓氷川をわたりて、爪先上りに、白雲山の裾野をのぼれば、前に白雲山を見上げ、左に金洞、金※二

、爪先上りに、白雲山の裾野をのぼれば、前に白雲山を見上げ、左に金洞、金※二山を望み、右にやゝ遠く高く

は見えざる家が二三軒、そのまゝに殘れる也。白雲山を見上ぐるは、このあたりを最もよしとす。

このあたりより見たる白雲山は、高さも可成りの高さにて、幅もあり。鋭く突つ立ち

全峯を見る。金洞の一二峯をも見る。右手の白雲山の方のながめは、よからず。四五町にして、葡萄園に至る。

、金※の三山に圍まれたる處也。このあたりより白雲山を見れば、凡そ三石峯にわかる。右が白雲の本山、中が天狗嶽

して、峠となる。後ろを顧みれば、左に近く白雲山を望み、前に遠く赤城、日光、三國諸山を望む。前方を見れば、

昨日の案内者をつれて、白雲山にのぼらむとす。宿を出づれば、直ちに妙義神社也。神佛混合の

にすがり/\て、大字巖の上に立つ。見上ぐれば白雲山、頭を壓して倒れかゝらむとし、見下せば、妙義の人家、脚下

ぬ。どの路をとるも、危險にして難澁也。白雲山を攀ぢたるものは、山路の危險を説くを得べき也。金※之

宿にかへりて、白雲山の裏山を探らむと思ひしが、一日がゝりの處なりといふ

白雲山の裏山への案内者を求むるに、妙義に案内を業とするもの十五六

宮崎氏夫妻と手をわかちて、曉に宿を出づ。白雲山の裏山に赴かむとする也。

今日も天氣よし。白雲山の東北麓を巡る。陣場ヶ原と稱す。官林となりて杉苗うゑ

す。案内者、東南の谷合ひを指して曰く、これが白雲山の裏山也。壁中のうるほひたる一線、二段となりて、臍を出し

ざりし也。已むを得ず、引きかへしぬ。嗚呼白雲山の奇勝、われわづかに其門に及びて、未だ其堂上に上らざる也。

あり、御案内申さむといふに、導かれて、再び白雲山に上る。

白雲山の絶頂と稱する處にいたりて、折詰と一瓶の酒とを、案内者

也。相馬、天狗と別に峯名あれど、實は白雲山と一つの山也。相馬は、實に白雲の主峯也。かねて中尾の

の筆頭岩に接し、そこに一本杉の峠を起せり。白雲山の絶頂と稱する處より引きかへして、こゝに上らざるものは、

より引きかへして、こゝに上らざるものは、未だ白雲山に上りたる者とは云ふべからざる也。この頂上に、石祠はなし。三角

富士山

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目のとゞく限りの山々見渡されたれど、唯※富士山を望まむには、この山なほ低し。淺間のこなた、中木山、骨

上野

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上野驛にて一時間餘も待ち、高崎驛の乘換にも、一時間待ち、