道灌山 飛鳥山 八幡宮 富士山 秩父 愛宕山 品川神社 田中 荒幡 筑波 荒幡村 水天宮 東京 大久保 品川

、わづかに百米突内外なれども、愛宕山、飛鳥山、道灌山の如き、臺地の端とは異なり、ともかくも、山の形を成して、

さは、わづかに百米突内外なれども、愛宕山、飛鳥山、道灌山の如き、臺地の端とは異なり、ともかくも、山の形を

。上に八幡祠あり。其傍に、水天宮あり。八幡宮より遙に小なれども、繪馬堂もありて、奉納の繪馬多きは、御利益

ばなるべし。源氏の故國とて、關東は到る處に八幡宮あれども、御利益なければ、いづれも、さまで繁昌はせざるやう也。

小なる石龕あり。狛、相竝ぶ。聞く、この人造の富士山は、この村の富士講の連中言ひあはせ、ひま／＼に、一畚

見渡す。西に富士、東に筑波。日光の山や、秩父の山や、甲相の山や、すべて寸眸の中に收まる。都人

。高さは、わづかに百米突内外なれども、愛宕山、飛鳥山、道灌山の如き、臺地の端とは異なり、ともかくも、山の形

を選びて、六個處を得たり。一、芝の愛宕山、二、品川の品川神社、三、市川の國府臺、四、立川の普濟寺

處を得たり。一、芝の愛宕山、二、品川の品川神社、三、市川の國府臺、四、立川の普濟寺、五、百草の百草園

山つきて、村落見ゆ。田中の路をゆきしに、路は、小川にさへぎられたり。

地は、入間都荒幡村に屬す。荒幡の新富士とて、このあたりにては有名なれど、未だ都人に知られ居らざるは

、立川の普濟寺、五、百草の百草園、六、この荒幡の新富士、これ也。其中にて、四方とも眺望あるは、この新富士のみ也

見下し、遠く關東の平野を見渡す。西に富士、東に筑波。日光の山や、秩父の山や、甲相の山や、すべて寸眸

地は、入間都荒幡村に屬す。荒幡の新富士とて、このあたりにては有名なれど、未だ都人に知ら

麓に寺あり。上に八幡祠あり。其傍に、水天宮あり。八幡宮より遙に小なれども、繪馬堂もありて、奉納の繪馬

茶の名に知られたる狹山、東京の西七八里にありて、入間、北多摩二郡に跨る。高さ

數年前に、こしらへ上げたりとの事也。東京市内外へかけて、人造の富士多けれども、かばかり大なるは、他

に知られ居らざるは、惜しきこと也。われ曾て、東京及び其附近にて、眺望のすぐれたる處を選びて、六個處を得

甲武線を取り、大久保より中野までは、電車に乘る。向側に腰かけたる一老人、田舍の

處を得たり。一、芝の愛宕山、二、品川の品川神社、三、市川の國府臺、四、立川の普濟寺、五、百草

六個處を得たり。一、芝の愛宕山、二、品川の品川神社、三、市川の國府臺、四、立川の普濟寺、五