房州の一夏 / 大町桂月

房州の一夏のword cloud

地名一覧

館山

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館山の町つゞきなる沼村に、二階が一間、下が二間なる家を借り

犬掛、瀧田、北條、館山を經て、沼村の宿にかへりしは、夜の十一時なりき。

富士山

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逍遙するに快し。この一帶の濱邊より海をへだてて富士山を望むの景色は、われ幾たび見ても、飽くことを知らざりき。

上町

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東西に長し。宿屋は上の段に集まれり。こゝを上町と稱す。東にゆけば、上町の盡きむとする處に、宏壯なる

安房神社

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宮は安房神社、官幣大社にして、天太玉命を祀る。寺は那古の觀音、船形

鹿野山

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八人は、木更津まで陸行し、鋸山に一泊し、鹿野山にも、亦一泊せむとする也。その八人の中にても、

、和合地を經て、鬼涙山を攀ぢ、終に鹿野山に達す。この山、高さ千五百尺、これが房總第一の高山也

に、山最も大にして高く見ゆるは、即ちこの鹿野山也。丸屋といふに投宿す。

。上に白鳥神社あり。日本武尊を祀る。品川灣より鹿野山を望むに、連亙せる山上に、ぴよこんと、獨りつき出でて、

筑波山

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は、他に其比稀れ也。眺望の雄大なるは、筑波山と相竝びて、關東の雙璧と云ふべし。(明治四十二年)

富山

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五 富山

かへらむとする也。われら二人は、迂路して、富山を攀ぢむとする也。

、最も高く、頂上のとがりて見ゆるは、即ち、この富山なり。

。現に見てその意外なるに驚きぬ。われ二部村より富山に上りて合戸村に下りぬ。上下、あはせて、一里に過ぎ

によりて、夙に我耳に熟せり。われ想像すらく、富山は、八犬傳にしるしゝが如くならずとも、孤立せずして

富山、犬掛、瀧田、白濱、神餘、洲ノ崎の名前は、八犬傳

東京

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朝、起き出でて、寺の庭より眺むるに、東京灣を見下し、更に外洋に及ぶ。洲ノ崎も見え、大武岬も見

瀬戸、生駒二氏は、汽船にて、直ちに東京にかへらむとす。他の八人は、木更津まで陸行し、鋸山に

人が東京にかへるにはあらで、田舍の人が東京へ上るやうなり』と。

て曰く、『旦那樣のおつれは、東京の人が東京にかへるにはあらで、田舍の人が東京へ上るやうなり』と

佐々木氏にさゝやきて曰く、『旦那樣のおつれは、東京の人が東京にかへるにはあらで、田舍の人が東京へ上る

宿の座敷よりの眺望太だ好し。東京灣、近く一大明鏡をひらき、關八州の野、遠く蒼茫たり。富士も

品川

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高さ千五百尺、これが房總第一の高山也。品川より海をへだてて、總房の方を見わたすに、山最も大にし

に老杉しげる。上に白鳥神社あり。日本武尊を祀る。品川灣より鹿野山を望むに、連亙せる山上に、ぴよこんと、獨り