上州沼田より日光へ / 大町桂月
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馬返より電車に乘り、東照宮の前にて下りて、板屋町の淨光寺に、田岡嶺雲の墓を訪ふ。遺骨の一半は故郷に葬ら
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湯の湖の一半見ゆ。この峠海拔六千六百尺、箱根の最高峯の神山の絶頂よりも高きこと千六七百尺、通路とし
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右に赤城山、左に榛名山、自然の關門を成して、利根の本流中を貫くといふ天下無比の壯觀
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左方に片品川の水音を聞く。追貝より一里半なる須賀川村に宿屋ありといふを當にして、須賀川村に著きたるに、宿屋は
半なる須賀川村に宿屋ありといふを當にして、須賀川村に著きたるに、宿屋はありたり。されど『部屋ふさがり居れり』とて斷らる
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げに數奇の一生、殊に晩年は病魔に襲はれて、湯河原にゆき、熱海にゆき、この日光にも來りしが、終に起たず。日光
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になると共に、溪川はいよ/\小となる。大尻沼に至りて、光景忽ち一變す。長さ十町、幅二三町、長瓢の
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馬返より電車に乘り、東照宮の前にて下りて、板屋町の淨光寺に、田岡嶺雲の墓を訪ふ。
べからず。夜光命に向つて、『君はゆる/\東照宮を見物し給へ』と云へば、『拜觀料の餘裕なし』といふ。日光
いふ。日光を見ずんば結構を説く勿れとは、東照宮の事也。數年前、夜光命は、裸男と共に日光に來りたれ
、夜光命は、裸男と共に日光に來りたれど、東照宮を見る由なかりき。この度もまた東照宮を見る能はず。よく/\拜觀
來りたれど、東照宮を見る由なかりき。この度もまた東照宮を見る能はず。よく/\拜觀運のなき男哉。汽車に乘りて、
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右に赤城山、左に榛名山、自然の關門を成して、利根の本流中を貫くといふ天下
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會す。固より厭な筈なし。午後三時を期して上野驛を發す。