釘抜藤吉捕物覚書 04 槍祭夏の夜話 / 林不忘

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地名一覧

道灌山

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観音浄正の二山へ走って、三川島村の空遠く道灌山の杉が夜の幕にこんもりと――。

王子神社

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を叩いている。立話しながら訊いてみると、明日の王子神社の槍祭を当て込み、今日の暮方に発足して夜通し徒歩ろうという約束が

隅田

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「はあてね、大川筋から隅田の淀でも今ごろあせっせと流れていべえが、ぶるるっ、酷えこった。それ

熊谷

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家財を纏めて熊谷在の知人方に良人を待っていた女房のお若も間もなく御用

鶴見

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、伝馬町へ差立てということになったのが、それが鶴見の夜泊りで獄口を蹴って軍鶏籠抜けという早業を見せ、宿役人の

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、橋詰のお番屋へ富五郎を縛引いた藤吉と勘次、佃にかかる新月の影を踏んで早くも今は合点小路へのその帰るさ。

江戸

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まる一月、天を翔けるか地に這うか、たしかに江戸の水を使っているとの目安以外、富五郎の所在はそれこそ天狗の巣

後、今日の内にも小塚原あたりに打捨になり、江戸お構いの女房の拾いでも遅くも夕方までには隠亡小屋の煙りになろうと

した。その時、霧を通して見るようなほの赤い江戸の夜空に、大砲のように鳴り渡る遠雷の響を聞いたことだけを与惣次

八丁堀

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朝までには八丁堀へ帰り着き中一日骨を休め、十一日にはまた家を出て十二日

浅草

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富五郎が女房と一緒に潜んでいることを嗅ぎ出したのが浅草馬道の目明し影法師の三吉、昨夜子の刻から丑へかけて、足拵えも

神田

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「神田の伯母んとこでの相識だから親分も彦も知るめえが、今そこ

湯帰りの勘次がこの与惣次の家の前を通ると、神田の小太郎がしきりに雨戸を叩いている。立話しながら訊いてみると、