釘抜藤吉捕物覚書 05 お茶漬音頭 / 林不忘

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地名一覧

湯島

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そのある日、湯島の方へ用達に行った帰途を近江屋の前へ差しかかったのが、八丁堀に

番町

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については二つの論があった。ありゃあお前、番町のさる旗本の一のお妾さんだが、殿の乱行を苦に病んで

江戸

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前身よしこの節の直流を受けて、摺竹の振り面白い江戸の遊びであった。歌詞に棘があるといえばあるものの、根が

けちをつけにかからんず模様、さらぬだに口性ない江戸の雀、近江屋はやっきになり出したが、それにもましてお艶は腕

八丁堀

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用達に行った帰途を近江屋の前へ差しかかったのが、八丁堀に朱総を預る合点長屋の釘抜藤吉、いきなり横合から飛び出して藍微塵の袖

お艶の肉体を物にしようと企んでいることは、八丁堀にはとうの昔にわかっていた。この久兵衛とお艶とどういう関係にある

「八丁堀だ。」と出て来た藤吉。「釘抜だよ。元さん、お前が

神田

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鮨町を細川越中の下屋敷へ抜けようとする一廓が神田代地、そこにいかにも富限者らしい造作があって近所の人は一口

神田代地の忍びから帰って来ると、彦兵衛はこう言って舌を出した。

彦兵衛の仕事にはぐっと念が入り、あのとおり近江屋から神田の代地、そこから正覚橋の向うへまでお艶を尾けて、引続き藤吉

京橋

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お江戸京橋は亀島町を中心にして、狂女のお艶が姿を現わしたのはこの

てお艶様さまと奉る始末。なんのことはない、裏京橋の一帯が今日日はお茶漬お艶の話で持切りの形であった。