嵐山 青山 富士山 小倉山 佐渡 苗場山 京都 新潟 仙台 東京

然し私は数年前京都の嵐山に住み、雨の日雲の低く垂れた嵐山や小倉山、保津川の風景に

前京都の嵐山に住み、雨の日雲の低く垂れた嵐山や小倉山、保津川の風景に、日本の山水のふるさとを見て呆気にとら

すでに狸よりも狐の方が有勢で、こゝには青山の団九郎といふ狐があり、彼が出没して行人を誑したといふ

狐があり、彼が出没して行人を誑したといふ青山の坂道は、今日でも団九郎坂と呼ばれてゐる。弾三郎と団

霊峰の王座は遠い昔から東海の孤峰、今も変らぬ富士山であつた。

察するに、富士山は当時なほ煙を吐いてゐたのであつた。

の嵐山に住み、雨の日雲の低く垂れた嵐山や小倉山、保津川の風景に、日本の山水のふるさとを見て呆気にとられた

佐渡には狐がをらず、山中の怪は専ら狸のみであるといふ話で

適「北越雪譜」を読んでゐたら、著者鈴木牧之が苗場山へ登つた記事がでてゐた。山頂に天然の苗田らしいものがあるといふの

然し私は数年前京都の嵐山に住み、雨の日雲の低く垂れた嵐山や小倉山、保津川

北条団水の「一夜舟」に、京都東山に庵を結ぶ碩学があり、一夜写経に没頭してゐると窓から

は専ら狸のみであるといふ話であるが、対岸の新潟へくると、すでに狸よりも狐の方が有勢で、こゝには

あるが、北国へ行くに従つて通力と値打を失ひ、仙台から越後あたりの線でガメ虫（げんごろう）にまで下落してゐるさうで

とはいへ、仙台にいくばくも離れてゐない地点であるが、利根川には河童の伝説

には昔から鈴蘭があつたのだが、こんな雑草が東京へ送ると金になるのだからと云つて、山里の人々は驚いてゐる