天竜川 木曽 江戸 天竜 諏訪 岡山

で、キラリと眼を返すと、天竜川の方を隙かしてみた。

思い出す木曽や四月の桜狩。

。翁の句としては旨くない。だが信州の木曽なるものが、いかに寒いかということが、此一句で例証はされる。

確に寒い筈だ。ところで諏訪も同じである。矢張り木曽ぐらい寒いのである。

、由井正雪が嗅ぎ付けて、それを仙人から奪い取ろうと、遙々江戸から来たのであった。

すっかり胆を潰した。しかし態度には現さず「拙者こと江戸の浪人、由井正雪と申す者、是非ご老人にお目にかかり度く、まかり出

と、天竜の川の上に、ポッツリと青い光が見えた。それがユラユラと左右に

だとすると、これは確に寒い筈だ。ところで諏訪も同じである。矢張り木曽ぐらい寒いのである。

だ。……坤巽に竹林家を守り、乾艮に岡山屋敷に備う。これ陰陽和合の証だ。……ひとつ間取りを見