ジパング 亀岡 本能寺 比叡 比叡山 二条城 京都 鹿児島

でありますが、彼の手記に書いてあるニッポンは、ジパングということでありまして、黄金で出来あがっている国だということになっ

「明智光秀の軍隊はやにわに亀岡から下りて参りまして、本能寺を取り囲んで、ドッとばかり勝鬨をあげて、

ありますから、実例をとって申しますと、織田信長が本能寺で殺されました時のことを、「信長記」という本がありまし

明智光秀の軍隊はやにわに亀岡から下りて参りまして、本能寺を取り囲んで、ドッとばかり勝鬨をあげて、弓、鉄砲を打ちこんだ。本能寺

、ドッとばかり勝鬨をあげて、弓、鉄砲を打ちこんだ。本能寺のほうでも眼をさまして、中から豪傑連中が飛び出して、明智勢の

ところが、この当時に、この本能寺という寺のあった所から、約一丁ばかり離れた場所に、京都に

「明智の勢は、本能寺を取り囲んで、それから本能寺のなかに乗り込んで行ったのではなく、

「明智の勢は、本能寺を取り囲んで、それから本能寺のなかに乗り込んで行ったのではなく、本能寺のほうでは謀反など

から本能寺のなかに乗り込んで行ったのではなく、本能寺のほうでは謀反などという嫌疑すらも持っておりませんでしたので

一人のニッポン人というのは、明智方として、本能寺へ寄せた軍勢中の大将の一人で、ホンジョウ・カクエモンという男のことな

「本能寺のなかへ乗り込んだ時には、相手のなかで誰も手向って来る者が

には、このお茶坊主が刀を抜いて戦いまして、本能寺が落城いたしますと、今度は信長の子供の信忠の二条城に行って

っぱくれていられるけれども、今からちょうど千五百年前に比叡山で、私のために金を五百貫見つけて呉れた商人というのが

「五十二才という人間が、千五百年前に、比叡山で金を貸すことが出来るということは、おかしいではありませんか。

寺が落城いたしますと、今度は信長の子供の信忠の二条城に行って、明智勢を向うにまわして、戦いました。明智勢は彼

のあった所から、約一丁ばかり離れた場所に、京都に於けるたった一つのキリシタンの教会があったのでありますが、

は京都へ行ったのでありますけれども、その当時の京都は、戦争のまっ最中でありまして、一体ニッポンという国の主権がどこ

山口で布教をいたしましてから、さらにザヴィエルは京都へ行ったのでありますけれども、その当時の京都は、戦争のまっ最中

でありましたので、そのポルトガル商人に頼みこみまして、鹿児島の港へポルトガル船が碇泊しました時に、うまく乗り込み、海外へむかっ

インドへやって来たのかと申しますと、彼は鹿児島の人間であります。或る時、人を殺しまして、役人に追われ

と友だちになりました。このフクソウ寺というのは、鹿児島の島津家の菩提寺だそうで、当時百人ほどの禅僧がおったと

許可を受けることができました。この時にザヴィエルが、鹿児島のフクソウ寺のニンジという高僧と友だちになりました。このフクソウ寺と

このフカダジとの問答などがありましてから、ザヴィエルは鹿児島を去って山口へ行きました。