金沢市 犀川 谷中 赤城山 根津 本郷 上野の公園 福井 京都 前橋 金沢 田端 上野 東京 浅草 神田

海の詩はすべて金沢市より二里を隔つる金石といへる所にて作る。ここは二千戸を数へ

暗き前庭のほとり極めて幽遠なり。その奥の間よりは直ちに犀川をのぞむ。美しき清流寺院の岸を灑ひて夏といへども涼しきこと

坂は谷中より根津に通じ

利根の河畔、小さき砂山、櫟の若き林、牧牛、赤城山、公園等、皆予が心に今もなほ生けり。旅はおもしろけれども

主として東京に於て作らる。本郷の谷間なる根津の湿潤したる旅籠にて「蝉頃」の啼く蝉のしいいといへるを

坂は谷中より根津に通じ

第三部は主として東京に於て作らる。本郷の谷間なる根津の湿潤したる旅籠にて「蝉頃」の啼く蝉のしいい

本郷より神田に及ぶ

くもり日の光やすらふほとり朱き葉は走る上野の公園

川は越前福井市を流るる川なり。京都よりの帰るさにここ福井の街に約一ヶ月ばかり滞在せし事のあり、その時になれる詩

一篇等なり。足羽川は越前福井市を流るる川なり。京都よりの帰るさにここ福井の街に約一ヶ月ばかり滞在せし事のあり

京都、上州前橋市近郊に旅せし時の作、及び「足羽川」の一

京都にて

。利根の砂山、氷の扉、さくらと雲雀、土筆、前橋公園の五篇を得たり。（外になほ数多けれども収録せず

上州前橋には三度ゆけり。ここにて予が畏友萩原を知る。小出磧と

前橋公園

加賀のくに金沢の市街

郊外田端にて

。或る時は白山神社の松にかなかなの啼くをきき、上野に夜明けの鐘をききては帰りぬ。合掌のあとさきはじつに病気ともた

上野ステエシヨン

ただ聞け上野寛永寺の鐘のひびきも

くもり日の光やすらふほとり朱き葉は走る上野の公園

小曲集第三部は主として東京に於て作らる。本郷の谷間なる根津の湿潤したる旅籠にて「蝉

こひしや東京浅草夜のあかり

けふ東京は雨

こひしや東京浅草夜のあかり

浅草のあかりもみえる橋の上

本郷より神田に及ぶ