佐渡が島を出て 01 / 江南文三
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佐渡
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足掛四年、丸二年半の佐渡の生活は、私を純粹の島男にしてしまひました。
佐渡に來ておけさをどりをせぬやつは木佛金佛石ぼとけなり
おけさと言ふ民謠はもともと新潟縣の出雲崎邊から佐渡に傳つたものらしいのですが、今では佐渡、佐渡のうちでも相川
崎邊から佐渡に傳つたものらしいのですが、今では佐渡、佐渡のうちでも相川が本家のやうになつて居ります。相川の古い
佐渡に傳つたものらしいのですが、今では佐渡、佐渡のうちでも相川が本家のやうになつて居ります。相川の古いおけさ
歌ひ、それも一年中到る處でうたふのは佐渡の島うちでも相川だけでせう。私はおけさの譜を取つ
おけさの譜を取つて見ましたが、その中佐渡のものだけで、それも極く粗い譜の取り方で節が二百近く集まりました
おけさふとうたはまほしくなりにけり佐渡の新平三味彈くらむか
佐渡の海鉛色なり文三のおけさをどらぬ日の重なれば
われにかはりかんしやくもちを發揮せし佐渡が海こそかなしかりけれ
ました。暴れのあとの斯う言ふ天氣を頭日和と佐渡の船場で言つて居ります。
佐渡の山こともなげなるおもてしてわれの船出を見送るものか
島にただひとりの君をのこしたるおもひをもちてわれ佐渡を去る
新潟
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。相川の古いおけさ、小木の古いおけさ、新潟の新潟おけさと言ふのを年寄から聽きましたが、今の出雲崎おけさ及び柏崎
居ります。相川の古いおけさ、小木の古いおけさ、新潟の新潟おけさと言ふのを年寄から聽きましたが、今の出雲崎おけさ
おけさと言ふ民謠はもともと新潟縣の出雲崎邊から佐渡に傳つたものらしいのですが、今では佐渡
東京
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東京へ來ては駄目です。