寸情風土記 / 泉鏡花

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地名一覧

大阪

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、(浪華の風)と云ふものを讀めば、昔、大阪に此のことあり――二日は曉七つ時前より市中螺など

北海道

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。(かしや、かなざもの、しんたてまつる云々)これは北海道の僻地の俚謠なり。其處には、金澤の人多人數、移住したる

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續いて、荻、萩の上葉をや渡るらんと思ふは、盂蘭盆の切籠賣の聲なり。青竹の

江戸

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と大聲に呼びあるきて湯のわきたるをふれ知らす、江戸には無きことなり――とあり。

犀川

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新堅町、犀川の岸にあり。こゝに珍しき町の名に、大衆免、木の新保

宇都宮

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容易き獲ものなるべし。毒なし。味もまた佳し。宇都宮にてこの茸掃くほどあり。誰も食する者なかりしが、金澤の人の

富山

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ふと思出したれば、鄰國富山にて、團扇を賣る珍しき呼聲を、こゝに記す。

目黒

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は然らざる也。――六斗林は筍が名物。目黒の秋刀魚の儀にあらず、實際の筍なり。百々女木町も字に

東京

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。夏中の好下物、盆の贈答に用ふる事、東京に於けるお歳暮の鮭の如し。然ればその頃は、町々、辻々を

曳く頃は霙、霰とこそなれ。冷たさ然こそ、東京にて恰もお葉洗と言ふ頃なり。夜は風呂ふき、早や炬燵こひしき

ず、蓮根とばかり稱ふ、味よし、柔かにして東京の所謂餅蓮根なり。郊外は南北凡そ皆蓮池にて、花開く時、紅々

目白

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渡鳥、小雀、山雀、四十雀、五十雀、目白、菊いたゞき、あとりを多く耳にす。椋鳥少し。鶇最も多し。