玉川の草 / 泉鏡花

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地名一覧

奥州

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さうである。――其年活けた最初の錦木は、奥州の忍の里、竜胆は熊野平碓氷の山岨で刈りつゝ下枝を透かした時

玉川

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玉川の草

の釣鐘草と呼びたいやうな草の花など――皆、玉川の白露を鏤めたのを、――其の砧の里に実家のある、―

「春ね、皆で玉川へ遊びに行きました時、――まだ何にも生えて居ない土を、

……其の後、つくし、餅草摘みに、私たち玉川へ行つた時、真似して、土を、麹一枚ばかりと、折詰を

吉野

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呪はれでもしたやうで、血の牛肉どころか、吉野、竜田の、彩色の菓子、墨絵の落雁でも喙みさうに、しをらしく

甲州

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間に合はない。其処で、房州、相模はもとより、甲州、信州、越後あたりまで――持主から山を何町歩と買ひしめて、

浜町

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鏑木清方さんが――まだ浜町に居る頃である。塵も置かない綺麗事の庭の小さな池の縁に

麹町

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秋草を、霜早き枝のもみぢに添へて、家内が麹町の大通りの花政と云ふのから買つて帰つた事がある。