二た面 / 泉鏡太郎 泉鏡花
地名一覧
筑波
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前後の脚三本でのそりと留まつて、筑波の山を朝霞に、むつくりと構へながら、一本の前脚で、あの額際
松へトンと拂つて、花の霞の江戸の空、筑波を横に急ぐ。
本所
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其の後、江戸で元二が身を置いた處は、本所南割下水に住んで祿千石を領した大御番役服部式部邸で、傳手
栗橋
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が、江戸ものはコロリと來るわ、で、葛西に、栗橋北千住の鰌に鯰を、白魚の氣に成つて、腮を撫でた。
江戸
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旅籠屋を起しても泊めてはくれない、たしない路銀で江戸まで行くのに、女郎屋と云ふわけには行かず、まゝよとこんな事
に、並木の松へトンと拂つて、花の霞の江戸の空、筑波を横に急ぐ。
さても、其の後、江戸で元二が身を置いた處は、本所南割下水に住んで祿千石
輕は足輕相應、くる/\とよく働く上、早く江戸の水に染みて、早速情婦を一つと云ふ了簡から、些と高い鼻柱から
勇んだの候の、瓜井戸の姉はべたりだが、江戸ものはコロリと來るわ、で、葛西に、栗橋北千住の鰌に鯰を、
北千住
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、江戸ものはコロリと來るわ、で、葛西に、栗橋北千住の鰌に鯰を、白魚の氣に成つて、腮を撫でた。