伊勢之巻 / 泉鏡花

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地名一覧

三河国

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参宮を志し、霞とともに立出でて、いそじあまりを三河国、そのから衣、ささおりの、安弁当の鰯の名に、紫はあり

大阪

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ますと、諸国の講中、道者、行者の衆、京、大阪は申すに及びませぬ、夜一夜、古市でお籠をいたしまして、元朝

銚子

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でもあるか、顔の色が好くないのである。銚子は二本ばかり、早くから並んでいるのに。

奥州

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「しかし、土地にも因るだろうが、奥州の原か、飛騨の山で見た日には、気絶をしないじゃ済む

熊野

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七度よいところ、いざ御案内者で客を招けば、おらあ熊野へも三度目じゃと、いわれてお供に早がわり、いそがしかりける世渡りなり

神路山

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たが、猪口も数を累ねず、食べるものも、かの神路山の杉箸を割ったばかり。

へ入口でござりまする。川は御存じの五十鈴川、山は神路山。その姿の優しいこと、気高いこと、尊いこと、清いこと、この水に向う

も薄暗い中を、ちらちらと流れまする五十鈴川を真中に、神路山が裹みまして、いつも静に、神風がここから吹きます、ここに白

宇治橋を渡りまして、貴客、五十鈴川で嗽手水、神路山を右に見て、杉の樹立の中を出て、御廟の前でほのぼの

薄茶の道具一通。火鉢には釜の声、遥に神路山の松に通い、五十鈴川の流に応じて、初夜も早や過ぎたる折から

から相の山、茶店で聞いた五十鈴川、宇治橋も、神路山も、縦に長く、しかも心に透通るように覚えていたので。

今はたとい足許が水になって、神路山の松ながら人肌を通す流に変じて、胸の中に舟を纜う、

伊勢

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かわりました双六と、だませば小児衆も合点せず。伊勢は七度よいところ、いざ御案内者で客を招けば、おらあ熊野へも三

よ。この辺までいらっしゃいます前には、あの、まあ、伊勢へおいで遊ばすお方に、山田が玄関なら、それをお通り遊ばして、

見た日には、気絶をしないじゃ済むまいけれど、伊勢というだけに、何しろ、電信柱に附着けた、ペンキ塗の広告まで、土佐絵

、難病を治した名医、且つ近頃三由屋が、株式で伊勢の津に設立した、銀行の株主であるから。

青く燃ゆる服の飾を嬉しそうに見た。そして立花は伊勢は横幅の渾沌として広い国だと思った。宵の内通った山田

一夜の内に、太く面やつれがしたけれども、翌日、伊勢を去る時、揉合う旅籠屋の客にも、陸続たる道中にも、汽車に

岐阜

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二十七、と宿帳に控えたが、あえて誌すまでもない、岐阜の病院の里見といえば、家族雇人一同神のごとくに崇拝する、かつて

東京

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大病でね、内の病院に入っていたんです。東京で私が姉妹のようにした、さるお嬢さんの従兄子でね、