摩周湖紀行 ――北海道の旅より―― / 林芙美子

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地名一覧

オホーツク

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、まるで海を二ツに切つたやうに見える。樺太でオホーツクの灰色の海ばかり見てゐた私には、釧路の海はるり色に

樺太

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な宿屋がよいかと云ふことを聞かなければならない。樺太以降東京まで直行のつもりでゐたので、最早私の懷もとぼしい。

續き、まるで海を二ツに切つたやうに見える。樺太でオホーツクの灰色の海ばかり見てゐた私には、釧路の海はるり

チセヌプリ

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の平地には、所々小さい温泉旅館があつた。南はチセヌプリ、イワタヌシの山岳に圍まれ、その後方に、コトニプリ、オサツペヌプリ、サマツケヌプリの山々が

狩勝峠

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の驛々に一ツ一ツお目にかゝる事になる。狩勝峠は雨であつた。

斜里岳

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(例)斜里岳漂津の

立つてゐる熊笹の丘から雌雄の阿寒岳の峰や、斜里岳漂津の重なつた山々の姿がパノラマのやうに眼に這入つて來る。

札幌

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た鈴蘭の花を持つて來てくれた。此女中は札幌にさへも行つた事がないと云つてゐた。

硫黄山

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めぐつて、川湯の部落へ向つた。途中、私達は硫黄山へも登つた。這ひ松や、白い花を萬朶と咲かせたいそつ

硫黄山には樹木が一本もなかつた。それなのに、中腹の柵の中

北海道

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――北海道の旅より――

空知の風景は私には苦しすぎる位廣かつた。北海道の地圖は少しばかりコチヨウして小さくしてありはせぬかと思ふほど

北海道へ渡つて久しぶりに青い伸々とした空を見た。伊藤氏に電話し

この唄では摩周の湖も氣の毒すぎる。私は北海道へ來て、興味を持つてゐる湖はこの摩周と、帶廣の奧の然別

雌阿寒岳

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云ふ摩周の山々を見た。ピラオ山や雄阿寒岳、雌阿寒岳が、薄墨のやうにそれらの峰が遠く見える。その山の上に星

雄阿寒岳

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て明日登ると云ふ摩周の山々を見た。ピラオ山や雄阿寒岳、雌阿寒岳が、薄墨のやうにそれらの峰が遠く見える。その山の

阿寒岳

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と云つて、私の立つてゐる熊笹の丘から雌雄の阿寒岳の峰や、斜里岳漂津の重なつた山々の姿がパノラマのやうに眼に

春採湖

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へ行き、先住民族の古跡を歩いて釧路の郊外にある春採湖へ行つてみる。

巴里

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寫眞が二三はいつてゐる。「或る小さき影」「巴里のゴロツキの顏」「ロダン夫人の塑像」なぞ、その外、ジオーンやラム

小樽

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をお迎へに出て歸つてみたら、留守に、小樽へ轉任の通知が來てゐて愕きました」

東京

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がよいかと云ふことを聞かなければならない。樺太以降東京まで直行のつもりでゐたので、最早私の懷もとぼしい。

も月もさえてゐた。月はまだ細かつた。東京を出て何日になるだらうと、不圖、そんなことを考へる。手紙