黒田如水 / 坂口安吾

黒田如水のword cloud

地名一覧

石清水八幡宮

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の女房で前夫に二人の子供があり、阿亀の方が石清水八幡宮の修験者の娘、西郷局は戸塚某の女房で一男一女の子持ちの女

甲州

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の徳川氏は微々たるもの、海内随一の称を得た甲州の大軍をまともに受けて勝つ自信は鼻柱の強い三河武士にも全くない。

美濃路

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だから対面したい気持もないヨ。秀吉が改めてくるなら美濃路に待つてゐるぜ、と言つて追ひ返した。

小田原城

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、加藤、脇坂、九鬼等の水軍、十重二十重に小田原城を包囲したが、小田原は早雲苦心の名城で、この時一人の名将も

兵庫

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ところが兵庫へ到着し、愈々決戦近しといふので、山上へ馬を走らせ山下の

本能寺

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、之に比肩し得る人物は先づゐない。たま/\本能寺の飛報が二日のうちにとゞいたのも秀吉の為には天

浜松

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どうなさる、目に涙をため、家康の馬の轡を浜松の方にグイと向けて、槍の柄で力一杯馬の尻を殴りつけ、追ひ

よつて打ち落した。顔も鎧も血で真ッ赤、やうやく浜松の城に辿りつき、門をしめるな、開け放しておけ、庭中に篝をたけ

江戸

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小田原の地はもはや時世の城ではない。二十里東方に江戸といふ城下がある。海と河川を控へ、広大な沃野の中央に位

小牧山

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の金言で出来てゐるやうな男だと思ひ、秀吉が小牧山で敗戦したのも無理がない、あのとき俺がついてゐても戦さ

坊主と折衝中であつた。親父に代つて長政が小牧山に戦つたが、秀吉方無残の敗北、秀吉の一生に唯一の黒星を印し

家康のお株を奪ふ地味な実質策をとる。家康は小牧山の合戦に勝つた、とたんに秀吉は織田信雄と単独和を結んで家康を

博多

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耽溺ぶりですらあつた。一つには、彼の棲む博多の町に、宗室、宗湛、宗九などといふ朱印船貿易の気宇遠大な豪商

石垣山

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豊臣家滅亡の楔が一本打たれたのだが、石垣山で淀君と遊んでゐた秀吉はそんなことは知らなかつた。

小田原へ着いた秀吉は石垣山に陣取り、一夜のうちに白紙を用ひて贋城をつくるといふ小細工を

ある日、秀吉は石垣山の楼上から小田原包囲の軍兵二十六万の軍容を眺め下して至極好機嫌だつた。

岐阜

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、官兵衛は主人を説いて屈服させる。即坐に自ら岐阜に赴き、木下藤吉郎を通して信長に謁見、中国征伐を要請して、

京都

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違ひに茶の湯が板につく男だ。小田原陣が終つて京都に帰つた頃はいつぱしの茶の湯好きで、利久や紹巴などゝ往来し、

蒲生

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腹蔵なく言ふがよい、と秀吉が言つた。徳川、前田、蒲生、上杉、各人各説、色々と説のでるのを秀吉は笑つてきい

三女、松の丸殿は京極高吉の娘。三条局は蒲生氏郷の妹、三丸殿は信長の第五女、姫路殿は信長の弟