街はふるさと / 坂口安吾
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青木は玉川上水に沿うて、さまよった。記代子の宿から、歩いて四十五分ぐらい。死ぬと
を探すことだ。宿をでて電車にのったか、玉川上水の方へ歩いて行ったか、誰かが見ている筈である。しかし
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「おせッちゃん。箱根に雲隠れの巻か。ヤ、これは失礼」
箱根まで迎えにきたカバン持ちが気をきかせて、ウイスキーをとりだす。
せつ子が箱根へ行ったのと前後して、大庭長平が上京している。長平の出版
と、放二はマッチ箱の店名を手帳に書きとった。箱根や伊豆の温泉旅館のマッチが三ツ。彼の知らない銀座のバーが一
。彼の知らない銀座のバーが一つであった。箱根、伊豆、そんなところをブラブラしてるんじゃなかろうか。なんとなく、そう考え
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はなかろうぜ。ねえ、アンちゃんや。ぼくの話し相手はジャカルタの観音様さ」
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熱海、湯河原、小田原のあたりは、温泉へ執筆旅行の文士と、それを追っかける編集者がきり
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ちがうね。ぼくは頬ッペタを突ッつきたいんだ。チベットの女の子は、コンニチハの挨拶にベロをだすそうだね。べつに頬ッペタを
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。その代り、大阪へ移住することになるらしいのよ。関西の実業家は太ッ腹で、話がわかって、たのもしいわ。でもね。
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錦ヶ浦へ案内したのも記代子であった。トンネルをでた崖のコンクリートに、
青木は錦ヶ浦の茶店で休んだ。断崖の柵にそうて、若い人たちがむれてい
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いつか二人そろって鎌倉の作家のところへ原稿をもらいに行って、御馳走になったことがある。
はかなり酔った。わりと早くイトマを告げたのだが、鎌倉のことで、新宿へついた時には、記代子の市電がなくなっていた
礼子は青木の細君だった。今は鎌倉の実家に別居しているが、別居だか、離婚だか、そのへんの
「青木夫人礼子さんが別居して鎌倉の実家にいるが、ぼくも鎌倉だから時々会うが、金に困って、
礼子さんが別居して鎌倉の実家にいるが、ぼくも鎌倉だから時々会うが、金に困って、気の毒な状態だね。君から、
てくれ。あの奥さんはお金を持っちゃいないんだ。鎌倉へ帰るぐらいの電車賃はあるらしいが、明日のお小遣いも、生活費だって、
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「ぼくは四国にいたのですが、隊長の命令で、花キチガイのオジイサンのところへ調査
、ぼくたち同志は、花以上に愛しあっているのです。四国のジイサンに面目ない話ですが」
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「社用で大阪へ行ってるはずだ。五日前にたったんだが、まだ二三日は
「大阪旅行が、とても、うまくいったのよ。後援して下さる方が現れてね
現れてね。独立できることになったの。その代り、大阪へ移住することになるらしいのよ。関西の実業家は太ッ腹で、話
「大阪の事業団体て、だれ?」
「大阪と東京を股にかけて、女手ひとつでしょう。身体をもたせるのが、
「ちょッと散歩にぬけだしてきたのよ。大阪から」
顔色を微動もさせずに。そして、自動車をよんで大阪へ戻った。
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宇賀神は河内を思い出して、膝をうって、
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をまいちゃッて、あなたと放二さんとお二人で、マルセイユへきてちょうだい。スペシャルのフランス料理ごちそうするわ」
二人がマルセイユへはいったのを見とどけると、青木は三十分、店の傍に見張ってい
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記代子が青木にニンシンをうちあけたのは、伊豆の温泉宿だった。
放二はマッチ箱の店名を手帳に書きとった。箱根や伊豆の温泉旅館のマッチが三ツ。彼の知らない銀座のバーが一つで
の知らない銀座のバーが一つであった。箱根、伊豆、そんなところをブラブラしてるんじゃなかろうか。なんとなく、そう考えておき
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長平の常宿は幻水荘である。彼は京都から上京のたびに、まず熱海に二三泊する。戦争中の将軍連が
していいのか、と迷っているのだ。礼子は京都の長平を三度訪ねてきたが、いつも居留守を使って会わなかった
のと手広くやりだし、出版のことでは時々長平を京都まで訪ねていた。
長平に送ったが、返事がないので、三度、京都まで訪ねてきた。長平は居留守をつかって会わなかった。真にうけ
礼子の弟という若い中学教師がわざわざ京都の長平を訪れたこともある。この時は上京中で会えなかったが
「そう。そんなことがあったね。せっかく京都まで訪ねて来られたそうだが、あいにく上京中で会えなかったよ」
そのために離婚までして、手紙では事足らず、遠く京都まで三度もムダ足を運んでひるまない礼子。ひたむきに思いまどって何の余裕
するが、又、会うぜ。往生際がわるいんだから。京都で、門前払いは罪でしょう。ねえ、長平さん」
穂積が京都へきて、話のついでに、青木と記代子のことを長平に語って
そのことがあってから一月あまりすぎて、梶せつ子が京都へきた。
「京都の子供ッて、東京の言葉がわからないのかしら?」
にアリアリ現れているのよ。言葉が通じないらしいわ。京都にも気の短い子がいるのよ。言葉が通じなくッて、モシャクシャし
京都へ疎開し、そこの学校をでたから、友だちは京都の娘たちなのだ。学校は夏休みだから、修子は寄宿舎にいる筈
の修子の住所は学校の寄宿舎だ。記代子は罹災して京都へ疎開し、そこの学校をでたから、友だちは京都の娘たちな
「ひょッとすると、京都へ戻っているのかも知れない」
の上京を煙たがってのせいらしいと思われるのに、京都へ行くとは考えられない。
「京都なら安心だから」
そう結論して、京都はほッとくことにした。
三人目も京都。これも学生で、帰省中であった。
「こちらのお嬢さんも京都の女学校の御出身ですか」
「京都へ帰省中の方が二人で、在京中の方はこちらと、木田敏子さん
「勝手におッしゃい。あなたは、もう、京都へお帰りなさるといいわ」
「記代子さんのことは、私が一切ひきうけます。あなたは京都へ、ひッこんでらッしゃい」
かまわないという考えだそうだ。そして、一安心して、京都へ帰ってしまったという。
エンゼルは京都の長平を訪問した。
「たいへん閑静なお住いですな。京都には、こんな住宅が多いようで、土地風というのでしょうな。東京
です。そして、今後家をつくる時の理想なんです。京都の山手の住宅は、いかにも侘び住居、隠居家の趣きを極度に研究
青木はその晩京都へたった。
「よろし。京都へ行って、長平どんにたのんで正式に女房にもらってやろう」
口実にして、実は自分の気付かない目的のために京都へ行くつもりだろうか、と考えた。ワケのわからないバカな話がある
しかし、彼が京都行きの汽車にのりこんだのは、そのためだというわけではない。
彼は京都の長平の閑居へ早朝に辿りつくと、まるでわが家のように落ちつきはらって、
言ったのを覚えているかい。そのうち、一度、京都へ訪ねて行くぜ。なんのためだかオレも知らないけどさ、その
青木は一ねむりして目ざめると、浴衣がけで京都の街々を散歩した。しかし彼には、街や人よりも、山
んだよ。なんのためにオレの心が京都へ行こう京都へ行こうと叫び立ったのかと思ったら、つまり、こんなことだったらしい
てきたんだよ。なんのためにオレの心が京都へ行こう京都へ行こうと叫び立ったのかと思ったら、つまり、こんなこと
「京都の山の木の一本が、オレだったのさ。それを見て
じゃないのか。記代子の病室へ行く必要があれば、京都からでかけるさ。上京したから、ついでに用のないところへ行く必要が
上京と云ったって、こゝと病院には距離があるよ。京都から病院までの距離と、こゝから病院までの距離と、距離があると
である。パンパン宿から一歩もでずに、そのまま京都へひきあげてしまいそうであったが、長平はたしかにそれをやりかねない
て、パンパン宿から東京の一地点へ出向くことは、特に京都から出向くことと同じ意味合いになるのだそうである。パンパン宿から一歩
居るということと、東京に居るということには、京都と東京と同じだけの距離があって、パンパン宿から東京の一地点へ
をしてくれないかな。街へでる時には、京都から、街のために上京します」
秒も早く。こんな東京なんか、すてちまうのさ。ぼくは京都まで安全にお送りして、すぐ戻りますよ。旅行の支度をして
にこれから帰ってみると、よく分るです。ね。すぐ京都へ行こう。一分一秒も早く。こんな東京なんか、すてちまうのさ。
家出でもなんでもありゃしないよ。あなたの家は京都にあるのさ。ね。長平さんは怖いオッツァンのようでも、人間の
「なア。記代子さん。京都へ帰ろうよ。ぼくがお供しますよ。なに、社長邸をとびだしたって、
旅装のために戻ってきたのです。彼女は今夜は京都の叔父のもとに無事安着するに相違ありませんから、だまって引きとって
親密なる関係もありませんや。ぼくは只今より彼女を京都の叔父なる人のもとへ送りとどけてきます。その旅装のために戻って
一々もっともである。自分の家から失踪したまま京都へ戻ってしまうのを黙って見過すということは、後味の悪い話で
「アラ。記代子さん。御無事でよかったわ。京都へお帰りですッてね。ほんとに、それが何よりよ。何をプレゼント
こうして二人は京都へたった。
京都へつくと、記代子は疲れきっていたので、はやくねた。青木
ても気持が荒み、息苦しく、安息もできなかったが、京都へ着くと、自然に気持がおだやかになっていた。誰がむかえて
記代子は京都の土をふむと、新しい気持が生れた。東京では四囲がみな敵地
でぶつかるか分ったものではないのである。しかし、京都へ来たという実感の中には、そういう理窟を超越した安心感
彼女の傷口にふれる人間にめったにぶつかるものではない。京都に来たからって、傷口にふれる男にどこでぶつかるか分ったもので
「京都へ戻ってきて、よかったわ。なんてすばらしいことだう! まるで世界
「京都はすばらしいわ。もう東京へ行きたいと思わないわ」
「京都は落付いた町ですよ。しかし」
「京都に甘えてもいけないし、東京を怖れてもいけませんや。そして
「なア。記代子さん。ぼくの云った通りだろう。京都へ戻って、よかったろうがね」
どうして今朝になって、そう云うのよ。ゆうべ、京都へ戻って良かったと云ったとき、あなた、なんと云った?」
は葬儀万端彼女に託して、上京を見合せた。青木が京都にいてくれたのは便利であった。電話では足りない用を
が死んだという報らせがきたのは、青木がまだ京都にいるうちだった。せつ子からの電話であった。長平は葬儀万端彼女
長平は上京した。東京と京都は遠いようだが、青木と穂積が警察でゴテついている時間の方
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それでも一応の配慮はこらして、長崎始発の東京行急行を選んだ。
しかし長崎始発の急行といえば、東海道の急行の中ではローカルに属するもので
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一人の自分を見ることができたから。悲しめる人は、広島で、ありのままの自分を見ることができるですよ。ロダンだって、あんな切ない
と。ねえ、あなた。影は悲しく生きていますよ。広島のなんとか銀行の石段をごらんなさい。あれは誰の影でもない
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、社がひけて、二人は一しょに家路についた。新宿は二人が別々の方向へ岐れる地点だ。そこで下車してお茶を
わりと早くイトマを告げたのだが、鎌倉のことで、新宿へついた時には、記代子の市電がなくなっていた。
中央線の某駅で降りた。零時ごろである。銀座と新宿の梯子酒のあとだ。のめない放二は二三杯のビールで耳まで真ッ
果して放二は新宿で記代子と待ち合して、社へは行かずに、とある屋敷の門を
なさい。勤め先、教えてくれなかったの、当り前だわ。新宿でダンサーしてるんですもの。大胆不敵なのよ。会社とダンサーかけもちだっ
新宿はごったがえしていたが、もう二十二時であった。
がきまると、やるせない気持も落付いてくれる。彼は新宿のマーケットで安焼酎をのんだ。一パイ三十円。三杯以上は命
「ゆうべ青木さんが新宿で愚連隊にやられたのさ。記代子さんの友だちの喫茶店でインネンをつけ
立ち寄って、思いきって訊いてみようかと思案したが、新宿の喫茶街の開店時刻には間があるし、キッピイの自宅へ行けば
へ遊びにきて、今しがた帰ったばかしなんです。ゆうべ新宿でブンなぐられたんですッて。三十分ぐらいルミちゃんに泣き言いって、
放二は新宿の街に出ている靴ミガキの中から、知り合いのジイサンをさがしだした。
放二は夜の新宿の仕事場へエンゼルを訪ねて二度目であった。エンゼルを自宅へ誘い、
新宿から飲みつゞけで、エンゼルは酔っぱらった。
の契約金は十万ですが、然るべき筋へ五万いる。あの新宿の一等地がそれだけでよろしいのです。ぼくは、ここである明朗な商売
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二人は中央線の某駅で降りた。零時ごろである。銀座と新宿の梯子酒のあとだ。のめない放二は二三杯のビールで耳
正午ごろ、長平は放二をつれて、銀座の中華料理店へ行った。
青木に別れて、二人は銀座裏のバーへ行った。長平の二十年来の行きつけの店だ。二
「ビール二本のみますよ。罰金。冗談じゃないよ。銀座の女給だって、あんなハデな口説かれ方はしないね。バカバカしい」
わけさ。梶せつ子と共同事業をやる手筈なのだ。銀座裏にかりる店の交渉もついてる。階下が小さなバアで、二階が
の車でいずれへか立ち去り、せつ子も車をひろって、銀座の社へ六日ぶりに戻った。
何も怖れることはない。むしろ晴れがましいガイセンだった。銀座がせつ子を迎えている。
「ありがとう。女房が、イヤ、前女房が、銀座のバーで働きだしたよ。今度上京したら寄ってくれよ。たのまれ
対であれかしと願っているからだよ。あなた方は銀座でも人目をひく一対だった。そのような美術品をまもるのは側近
や伊豆の温泉旅館のマッチが三ツ。彼の知らない銀座のバーが一つであった。箱根、伊豆、そんなところをブラブラしてる
は一ヶ月に三年ぶんぐらい変るものですよ。一夏で銀座もまるで変りましたよ。食事がてらブラついてごらんなさい」
「なるほど。ですが、銀座のバーというものは、たいがい留守番の住む場所もないのが普通なん
いかなる命令にも従うべきではありますがね。しかし、銀座のバアへ行く。扉を叩く。鍵がかかっている。むろん無人にきまっ
に、それが何よりよ。何をプレゼントしましょうね。銀座の商店は、ちょッと開店に間があるから、デパートから廻りましょうよ」
デパートをまわり、銀座を廻り、出来合いではあるが最新型の高級服を買って、着代え
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「大庭君はいつまで東京にいるの」
午後二時半。小田原から、東京行急行にのりこむ。
それでも一応の配慮はこらして、長崎始発の東京行急行を選んだ。
冷汗だか、分らないやね。ときに、ここが、東京の別荘ですか」
「大阪と東京を股にかけて、女手ひとつでしょう。身体をもたせるのが、たいへん
時に、ローソクは、どうしたわけですか。今日は東京の停電日ですか」
翌朝、長平は東京を去った。
「京都の子供ッて、東京の言葉がわからないのかしら?」
三日目の夜、つまり昨夜ね。哀れにも悄然と東京へ戻ってきましたよ」
「第一日目は東京に、二日目と三日目は熱海に。そして三日目の夜
「旅行の前に、四五日東京で休養してみるつもりですが、何か御用はありませんか」
こんな住宅が多いようで、土地風というのでしょうな。東京でこの閑静をつくるには、庭を五十倍にしなければなりません
、これだけのもんだよ。オレが、三四ヶ月前に東京でようやく君をとッつかまえた時にさ、別れぎわに、こう言ったの
「ゆうべ、おそく、東京から電話で、そのことはきいていたよ」
「これが分っただけでも、オレは安心して、東京へ帰れるよ。覆水盆にかえらず。人倫は水のように自然のもの
「そうか。それに越したことはない。ぼくは東京にいるあいだ、ルミ子の部屋に泊っているから、用があったり、話
京都と東京と同じだけの距離があって、パンパン宿から東京の一地点へ出向くことは、特に京都から出向くことと同じ意味合いになるの
いうことと、東京に居るということには、京都と東京と同じだけの距離があって、パンパン宿から東京の一地点へ出向くこと
つたえるところによると、パンパン宿に居るということと、東京に居るということには、京都と東京と同じだけの距離があって
「田舎の高等学校一年生の一学期まで。東京へとびだしてきましたの」
ね。すぐ京都へ行こう。一分一秒も早く。こんな東京なんか、すてちまうのさ。ぼくは京都まで安全にお送りして、すぐ
ぼくを面責なさろうというお考えなら、天下の、イヤ、東京の、ハッハ、だんだん小さくなりやがら。とにかく、奇怪事であるですよ。たまたま
「その心配はありません。第一、東京生活をきりあげて帰郷なさるのに、オミヤゲも買ってあげなければいけないでしょう
記代子は京都の土をふむと、新しい気持が生れた。東京では四囲がみな敵地のような気持で、どこにいても気持が
東京にいたって、あの広い東京のことだもの、彼女の傷口にふれる人間にめったにぶつかるものではない
東京にいたって、あの広い東京のことだもの、彼女の傷口にふれる人間に
、記代子の胸に吹きつけてくるのは、新しい風だ。東京にいた時は、無性に腹が立ち、身をかきむしって投げ捨てたいよう
「京都はすばらしいわ。もう東京へ行きたいと思わないわ」
「京都に甘えてもいけないし、東京を怖れてもいけませんや。そして……」
ひらいてみると、遺書であった。長平はおどろいて、東京へ電話をかけて問い合してみると、ルミ子はやっぱり自殺していた
「左様。半日後には東京につく」
長平は上京した。東京と京都は遠いようだが、青木と穂積が警察でゴテついている時間
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湘南電車というのができて、新装置の二等車がつき、同時に