月二夜 / 与謝野晶子

月二夜のword cloud

地名一覧

江戸

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達に見送られて、裏口から其れに乗つた。「江戸とまでは遡らずとも正に明治廿五六年頃の情景である」と良人が

、芸術的な談話は※ニスや巴里に及んだ。誰も江戸情調の失はれて行く隅田川を嘆かなかつた。柳橋の亀清が屋根一ぱい

武蔵野

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祭であつた。良人に誘はれて散歩に出ると、武蔵野の月が黒い杉の森と森との間の稲田の上に昇つて

巴里

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画家や詩人ばかりであるだけ、芸術的な談話は※ニスや巴里に及んだ。誰も江戸情調の失はれて行く隅田川を嘆かなかつた

浅草

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が鼻の欠けた女に聞いた所では、役者は浅草の公園劇場と映画俳優との下廻りであると云ふ。また此の小屋は其

向島

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新居格、梅原龍三郎、中川紀元、堀口大学の諸家と、向島の水神の八百松へ午後四時から集つたのであつた。店

隅田川

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著くと、木立と壁を照してゐる月は異国的な隅田川の其れでなくて、やはり田舎びた村芝居の月であつた。

街に適して新しい情調を漂はせてゐる。唯だ隅田川はセエヌ川でないから、永代橋まで来て、今夜の落潮に船を

や巴里に及んだ。誰も江戸情調の失はれて行く隅田川を嘆かなかつた。柳橋の亀清が屋根一ぱいに電灯装飾をして

永代橋

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はせてゐる。唯だ隅田川はセエヌ川でないから、永代橋まで来て、今夜の落潮に船を繋いで上陸する階段の設備がない