寧楽 / 内藤湖南

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地名一覧

興福寺

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や。狹穗川を渡りて聖武帝の陵を拜し、興福寺は金堂、東金堂、南圓堂、北圓堂、境内に今縣廳もあり、

の山々、かしここゝの聚落、煙雨に裹まれて、興福寺の五重塔、猿澤池、一しほ優なるながめなり、几帳をへだてゝ坐睡し

東大寺

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故國のなつかしみあり。されど堂々たる南都七大寺の隨一たる東大寺の境内、叢芳賞心の種とならんは、盛衰の感あはれならざらん

天平のものなりとぞ、建築も當時のまゝなるは、東大寺境内にて正倉院を舍きては、この堂に留めたり。されど二月堂の

三笠山

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汽車にての失策は、時の運り合せと諦めなん、三笠山の麓にてものずきにも神澤子と共に三條小鍛冶といふに立寄りて、色々

正倉院

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、三月堂、大佛殿、殿には博覽會あり、正倉院は地下人の入るを許されぬ處とて塀越しに望みたり、時は六月

なりとぞ、建築も當時のまゝなるは、東大寺境内にて正倉院を舍きては、この堂に留めたり。されど二月堂の清水の舞臺

法隆寺

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午下には藥師寺にや赴かん、法隆寺をや觀んと、神澤子と話しつゝも、思はず共にしばし黒甜

法隆寺、藥師寺など、上代開化の寶庫、一見せざりしことのいかにも殘念なるに

古き佛像ありと聞きて、先づ之より見んと、法隆寺境内を横ぎりて三四町にて達す。さすがに法隆寺までは、浪華あたりよりも、

車を還して法隆寺に至る、境内壯大にして、東西八町南北四町と案内者は語りぬ

葛城

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、雨降り出でぬ、近くは嫩艸、三笠、遠くは志貴、葛城の山々、かしここゝの聚落、煙雨に裹まれて、興福寺の五重塔、