ルクレチウスと科学 / 寺田寅彦

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ローマ

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物理学史を読んでいるうちに、耶蘇紀元前一世紀のころローマの詩人哲学者ルクレチウス(紀元前九八―五四)が、暗室にさし入る日光の中に舞踊

以下ルクレチウスと私の呼ぶものは、必ずしもローマの詩人ルクレチウス・カールスをさすのではなくて、かの書に示された学説

。これもシーザーやポンペイの活躍していた恐怖時代のローマの片すみで静かに科学の揺籃をつづっていたこの人の心境をうかがわせる

前に生まれて、エレクトロンの何であるかも知らなかったローマの詩人に、この徹底した科学者魂を発見するのはいささか皮肉である。

しまうとすれば、死は少しも恐ろしくなくなってしまう。ローマが勝とうがカルタゴが勝とうが、霊肉飛散した後の我れにはなんのかかわり

東京

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ものではなかった。災害の生じたおもなる原因は、東京市民の地震に対する非科学的恐怖であったのである。科学は進歩する

ついて」という意味の題目で一つのおもしろい論文を東京数学物理学会に提出した事があった。私は今その内容を記憶