幕末維新懐古談 66 奈良見物に行ったことのはなし / 高村光雲
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視察見学したのでありました。私は生まれてから江戸の土地を離れたことがないので、今度こうして長旅をすることに
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の汽車が全通しない頃でありましたから、私たちは横浜へ出て、船問屋の西村から汽船で神戸へ着き、後戻りをして奈良へ
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奈良見物に行ったことのはなし
深く考えていた人であって、私がまだ今日まで奈良を見たことがないということを知っていたので、私に
雇いを拝命すると、間もなく、岡倉幹事は私に奈良見物をして来てくれということでした。岡倉氏という人は
から汽船で神戸へ着き、後戻りをして奈良へ参り、奈良と京都の二ヶ所について古美術を視察見学したのでありました
、船問屋の西村から汽船で神戸へ着き、後戻りをして奈良へ参り、奈良と京都の二ヶ所について古美術を視察見学したの
ても、当時の物の安かったことが分りますが、奈良では対山楼といえば一流の旅館ですが、其所に泊まって
た。その後古社寺保存会の用件で、私は幾度奈良京都に出張したか知れませんが、この初旅の時が一番正直
私の今度の奈良京都見物は、生まれて初めての事で、かねてから見たい希望もあった
ついては私の考えもほぼ同じことでありますが、奈良では、余り当時人がかれこれいわなかったあの法隆寺の仁王さんは私は
ていて、特に私が見出すまでもないことで、奈良の新薬師寺の薬師如来など木彫りとして結構なものの中でも特に優れ
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で神戸へ着き、後戻りをして奈良へ参り、奈良と京都の二ヶ所について古美術を視察見学したのでありました。私
宿料が四十五銭であった(夜食と朝食附き)。また京都では麩屋町の俵屋に泊まった。これは沢文の本家見たいな
。その後古社寺保存会の用件で、私は幾度奈良京都に出張したか知れませんが、この初旅の時が一番正直に
私の今度の奈良京都見物は、生まれて初めての事で、かねてから見たい希望もあったこと
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から、私たちは横浜へ出て、船問屋の西村から汽船で神戸へ着き、後戻りをして奈良へ参り、奈良と京都の二ヶ所につい