幕末維新懐古談 13 浅草の大火のはなし / 高村光雲

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地名一覧

本所

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たかは推し測られます。それに、大河を越えて、本所の吉岡町へ飛火をして向う河岸で高見の見物をしていた人の

吾妻橋

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戸を閉めてしまったから、いよいよ一方口になって、吾妻橋の方へ人は波を打って逃げ出し、一方は花川戸、馬道方面、一方は

雷門

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前述詳しく雷門を中心とした浅草一円の地理を話して置いたから大体見当は着く

広小路も早真赤になって火焔が渦を巻いている。雷門から観音堂の方へ逃げようとしても、危険が切迫したので雷門も

方へ逃げようとしても、危険が切迫したので雷門も戸を閉めてしまったから、いよいよ一方口になって、吾妻橋の方へ

さて、火勢はさらに猛烈になって、とうとう雷門へ押し掛けて行きました。

山で重なっているのですが、それが焼け焼けして雷門へ切迫する。荷物は雷門の床店の屋根と同じ高さになって累々と

が、それが焼け焼けして雷門へ切迫する。荷物は雷門の床店の屋根と同じ高さになって累々としている所へ、煽り

なって累々としている所へ、煽りに煽る火の手は雷門を渦の中へ巻き込んでとうとう落城させてしまいました。それで雷門から

中へ巻き込んでとうとう落城させてしまいました。それで雷門から蔵前の取っ付きまで綺麗に焼き払ってしまった上、さらに花川戸から馬道に延焼し

名代の雷門はこれで焼け落ちましたが、誰か殊勝な人があったと見え、風

駒形

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ようにめらめらと恐ろしい勢いで焼いて行く。一方は諏訪町、駒形方面から、一方は門跡から犇々と火の手が攻めかけて来るのだが、その間

浅草

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浅草の大火のはなし

の夜の四ツ時(私の十四の時)火事は浅草三軒町から出ました。

見当は着くことではあるがこの三軒町は東本願寺寄りで、浅草の大通りからいえば、裏通りになっており、町並みは田原町、仲町、それ

前述詳しく雷門を中心とした浅草一円の地理を話して置いたから大体見当は着くことではあるが

、たちまち紅勘横丁へ火先が吹き出して来た。これは浅草の大通りだ。師匠の宅から正に半町ほど先である。と、見ると

一体、浅草は余り火事沙汰のない所故、土蔵など数えるほどしかなかった。それに

田原町

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浅草の大通りからいえば、裏通りになっており、町並みは田原町、仲町、それから三軒町、……堀田原、森下となる。見当からいう

火に延び、反対に退却した形になって仲町から田原町へと焼けて来た。それのみならず、今度は、その後退した

蔵前

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なった所で、この風向きでは黒船町へ抜けるであろう。蔵前の八幡の方へ……小揚の方へ抜けて行くだろう。こっちの方

巻き込んでとうとう落城させてしまいました。それで雷門から蔵前の取っ付きまで綺麗に焼き払ってしまった上、さらに花川戸から馬道に延焼し、