妙義山 大阪 名古屋 軽井沢 東京

、碓氷山上よりつらなる妙義の崔嵬たるを望んで曰、「妙義山と言ふ山は生姜に似てゐるね。」

時ならん。この時も高が風邪なれど、東京、大阪、下の関と三度目のぶり返しなれば、存外熱も容易には下らず

の句を刻す。これは甲子吟行中の句なれば、名古屋あたりの作なるべし。それを何ゆゑに刻したるにや。因に言ふ、

三、旅に病めることは珍らしからず。（今度も軽井沢の寐冷えを持ち越せるなり。）但し最も苦しかりしは丁度支那へ渡らんと

五、小穴隆一、軽井沢の宿屋にて飯を食ふこと五椀の後女中の前に小皿を出し、「

七、軽井沢に芭蕉の句碑あり。「馬をさへながむる雪のあしたかな」の句を

八、軽井沢の或骨董屋の英語、――「ジス・キリノ（桐の）・ボツクス・イズ

倒れし時ならん。この時も高が風邪なれど、東京、大阪、下の関と三度目のぶり返しなれば、存外熱も容易に