親鳥子鳥 / 佐々木邦

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地名一覧

本郷

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「源太郎や、私はお前が法科へ入って本郷の伯父さんのように立派な実業家になってくれるものとばかり思っていまし

「本郷の真砂町よ」

宮城

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「然うです。宮城も見えましょう?」

明治神宮

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「昨日は明治神宮でございましたね?」

四谷

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そうで、帝国衛生株式会社という車を引いている。然う然う四谷の芳夫さんもこの春慶応を卒業して三越へ入った。そのほかお母さんの

ようだった。その中に三越をやめて銀行に入った四谷の芳夫さんが又銀行は面白くないと言い出した。お母さんがそれを里から

と言って入って来たのは四谷の芳夫さんだった。

さんが佳人である。一方は嫁を探していること、四谷の伯母さんが、

以来何うやら話が始ったのらしい。あれから間もなく四谷の伯母さんがお出になった。芳夫さんも一度やって来た。芳夫

を覚った。或日学校から帰って来ると、お母さんが四谷へ電話をかけていたのである。

「四谷の芳夫さん……」

元来僕の勉強に同情したのでなくて、問題を四谷へ持って行きたかったのである。

、今度は男性を研究しようと思って、僕は或日四谷へ電話をかけた。

四谷の芳夫さんは一度家庭教師に頼まれたのを好い口実にして時々やっ

と僕は気を利かして早速四谷へ電話をかける。

絹子さんはお父さんと一緒に帰郷の途についた。前日四谷と往復のあったことは言うまでもない。僕は郁子と敏子を連れて

横浜

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「いや、与平は東京だか横浜だかへ来ているだ。俺に借りがあるだ」

乃木神社

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「絹子さん、今日は乃木神社ですか?」

千駄ヶ谷

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「千駄ヶ谷の叔父さんぐらいになりますよ」

東京

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「東京の復興はここ二十年かかる。して見れば工科へ入って建築をやる

斯ういう心掛けだから、郷里から久作さんが東京見物に出て来た時、僕は二つ返辞で案内役を承わった。

と応じた。大分変っている。東京へ度胸試しに来たようだ。

「久作さん、お郷里と違って東京は帽子を被らなくちゃ出られませんわ」

「東京に山があっちゃ溜りませんよ」

「いや、与平は東京だか横浜だかへ来ているだ。俺に借りがあるだ」

「ここからは東京中が見えますよ。上野はこの真直ぐです。浅草は彼方です」

と久作さんはナカナカ東京に通じている。

言った時、交通巡査は又躍り初めた。彼処のは東京中で一番よく躍る。

「成程、流石は東京だな。驚きましたよ」

須田町で置いてきぼりを食わされたぜ。僕のところの子供は東京中なら何処へ放り出しても平気で帰って来る」

此年は夏からの約束で、郷里の絹子さんが東京のお正月をする為めに一昨日から来ている。大伯父さんとお祖父

「東京へお出になったら方々案内して上げましょうね」

ている。東京が気に入ったようだし、何うせ東京へ縁づける積りだから少時預かって貰いたいと郷里の御両親からその後頼ん

の通りの美人に戻ったが、未だ逗留している。東京が気に入ったようだし、何うせ東京へ縁づける積りだから少時

「新郎芳夫君は東京市市会議員畑孫一郎氏の長男、慶応大学卒業の秀才にして同大学少壮

てしまいます。後から調べて見たら、掏り替えた方は東京のもので、掏り替えられた方は埼玉県出身でした。丁度上野辺でポン引き

癲癇は評判ものです。村祭りでさえ時折ひっくり返るんですから、東京見物は無理ですよ。私が知っていたら止めるのでしたが、父

、あれから又癖がついてチョクチョクひっくり返るようですよ。東京で嫌いな帽子を無理に被せられたのが未だに祟ると言ってい

浅草

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、これは骨の折れる御案内だと思った。銀座や浅草あたりへ行けば深井の与平さんに似た男が何人いるかも知れない

からは東京中が見えますよ。上野はこの真直ぐです。浅草は彼方です」

銀座

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たが、これは骨の折れる御案内だと思った。銀座や浅草あたりへ行けば深井の与平さんに似た男が何人いるかも

僕は新橋で下りて銀座を見せることにした。尾張町まで歩いた時、

の帰りに二人で精養軒へ寄って定食を食ったが、銀座へ出て来ると、先生、甘いものが食いたくなったと言い出した

「今晩は銀座へクリスマスの買物に出かけますからお供致しましょう」

「銀座から三越へでも参りましょうか? クリスマスの装飾で綺麗ですよ」

芝口で下りて銀座を歩いた。硝子窓のクリスマス装飾が目を惹く。松坂屋を出て松屋へ

と夕刊の第一版をポケットから出した。「歳晩の銀座」という題で、絹子さんと僕の写真が載っていた。

桟まで数えている。数に兎角興味がある。この間銀座へ行く途中、電車に故障があった時、

「ええ、暮に銀座を歩いていたら偶然家の新聞が写したんです」

泉岳寺

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泉岳寺を見物した時も、僕に散々説明をさせた後、

と言って、久作さんは泉岳寺と松屋と三越の入口を見物した丈で翌朝郷里へ帰ってしまった

新橋

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僕は新橋で下りて銀座を見せることにした。尾張町まで歩いた時、

上野

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「ここからは東京中が見えますよ。上野はこの真直ぐです。浅草は彼方です」

「桜田本郷町乗換え、上野」

「桜田本郷町乗換え、上野」

「桜田本郷町乗換え、上野」

のもので、掏り替えられた方は埼玉県出身でした。丁度上野辺でポン引きがポット出を引っかけるのと同じ遣口です」

日本橋

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僕達は松屋から三越へ志した。京橋日本橋と久作さんは相変らず帽子を小脇に抱えてテクテク歩いた。

好いかね。既に定食を食って、しるこを食って、日本橋で鮨を食ったんだぜ」

巣鴨

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「巣鴨の兄さんです」

日比谷

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「日比谷は?」

麹町

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「麹町です。フランス仕込みで素晴らしく流行っていますが、信用は出来ませんな」

神田

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「神田の錦町はここから近いでしょう?」

京橋

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僕達は松屋から三越へ志した。京橋日本橋と久作さんは相変らず帽子を小脇に抱えてテクテク歩いた。