奥常念岳の絶巓に立つ記 / 小島烏水

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地名一覧

赤石山系

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雲は硬く結んでいる、東方甲斐の白峰を先頭とせる赤石山系のみは、水の中に潜んでもいるように藍を潮した、我が

槍ヶ岳

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天球を磨する雲の表の、一片の固形塊で、槍ヶ岳は背後より、穂高山は足の方より、大天井岳は頭を圧すばかり

外へ出て見ると月は高い、槍ヶ岳は大海から頭をのそりと出す烏帽子岩のようで、雪の白条は岩

日は未だ昇らない、夜中に高かった銀の月は、槍ヶ岳と穂高山の中間に、淡くかかっている、その脚下の鉄壁の雪田のみが

時間と空間とに、不朽の身を向けている一本槍の槍ヶ岳は、ここから見ると、七、八個の鈍頂と一箇の鋭錐

日本アルプス

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潜んでもいるように藍を潮した、我が一脈の日本アルプスは、一旦五六岳辺から胴を波の中に没してしまったが、やがて立山

御嶽

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自分は今まで、富士山や木曽の御嶽の、頂上の小舎に寝泊まりしたし、或は谷間に近く石の枕で野宿

直線に睨み合い、槍に向って北東へ近く斜線を放ち、御嶽や乗鞍岳に向って南西へと遠く、大斜線を放射している。

立山

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岳辺から胴を波の中に没してしまったが、やがて立山となって首を躍出している、と見るとき、海の底から煥発し

富士山

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自分は今まで、富士山や木曽の御嶽の、頂上の小舎に寝泊まりしたし、或は谷間に近く石

前常念岳

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て、絶えず群山を威圧している、麓まで来る、前常念岳というのは、遥かに低く奥常念から岐れて、一支脈を南安曇の平原

木曽

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自分は今まで、富士山や木曽の御嶽の、頂上の小舎に寝泊まりしたし、或は谷間に近く石の枕

大天井岳

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で、槍ヶ岳は背後より、穂高山は足の方より、大天井岳は頭を圧すばかりに、儼然と聳立して、威嚇をしている、僅

も穂高も、半肩以上は微黄となり、以下は大天井岳をはじめ、その一帯山脈の影が、かぶさるので闇い衣を被ている、

兀々とした石山を想像するであろうが、常念岳は大天井岳と同じく、石片の乱次なき堆積である、幾百千枚も積んで、上

赤岳

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月を貫ぬき、或時は雲を截る、槍に続いて赤岳や、祖父ヶ岳が見えるが、その以北は距離も遠いから、藍色に冷め

乗鞍岳

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睨み合い、槍に向って北東へ近く斜線を放ち、御嶽や乗鞍岳に向って南西へと遠く、大斜線を放射している。