雪中富士登山記 / 小島烏水

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地名一覧

富士山

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自然は富士山という一つの題材を、幾十百部に切り刻んで、相模野からかけて

その新雪光る富士山の巓を、私が踏んだのは、去四十年十月の末であっ

が、一合目辺をカッキリ境界線にして、頭上の富士山は、雲のためにまるで見えず、天上の空次第に低く垂れて、屋根

愛鷹山

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もなって、組んず、ほぐれつして、その尖端が愛鷹山の方向へと流れて行く、振り返れば、箱根火山彙には、雲が低く

そのうちに、愛鷹山は洗われたような瑠璃色になって現われる。雲は東から西へと引い

乙女峠

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振り返れば、箱根火山彙には、雲が低く垂れて、乙女峠から金時山の腰へかけて、大河の逆流するばかり、山と山との

剣ヶ峰

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のように、噴火口を繞れる熔岩塊の最高点、剣ヶ峰――海抜三七七八米突まで登り切ると、北風は虚空の中を棒を振る

駒ヶ岳

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駒ヶ岳から浅間祠前は、雪が凝って、鱗のように、あるいは貝殻を刻ん

上を漂っている、西の方遥かに白峰、赤石、駒ヶ岳、さては飛騨山脈が、プラチナの大鎖を空間に繋いだように、蜿蜒

金時山

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箱根火山彙には、雲が低く垂れて、乙女峠から金時山の腰へかけて、大河の逆流するばかり、山と山との間は、