越後沢山 上越国境 兎岳 越後国 尾瀬沼 越後駒ヶ岳 榛名山 下総国 利根川 谷川岳 銚子 八海山 前橋

と剣ヶ倉、白沢山。越後側に聳える兎岳、越後沢山、八海山、越後駒ヶ岳などを合わせた山々は、標高僅かに七、八千尺

上越国境を信州の方へ、遠く走っているのは三国峠の連山だ。これ

大刀寧岳と剣ヶ倉、白沢山。越後側に聳える兎岳、越後沢山、八海山、越後駒ヶ岳などを合わせた山々は、標高僅かに七

の釣り人は、鮎を求め上越線を利用し、こぞって越後国の魚野川の方へ遠征する次第になったのだ。

支流の片品川へも分けいった。片品川は尾瀬沼に近い山々に水源を持つ、清冽の水を盛った滔々たる急流である。

山。越後側に聳える兎岳、越後沢山、八海山、越後駒ヶ岳などを合わせた山々は、標高僅かに七、八千尺に過ぎないけれど、人里

もう雪が降る。大赤城の山裾は長く西へ伸び、榛名山の裾は東へ伸びて、その合する峡の奥に白い頭を尖らした山々が

もう、下流遠く下総国の方から、若鮎が遡ってくる季節は、間もないことであろう。

を通り坂東橋を抜けて吾妻川との合流点を過ぎ、利根川本来の姿の大渓谷へ入って行くのは五月中旬であった。若鮎

、丸い白い頭をだして下界を覗いているのは、谷川岳である。その隣の三角山は、茂倉岳だ。

へかけては、山女魚専門の川である。上流の谷川岳の麓まで分け入れば、岩魚ばかりであるが、近年奥利根地方は、温泉郷が

のは、全川中後閑が第一等である。下総の銚子にある利根河口からここまでは、七、八十里もあろう。一寸か一寸

は、六月も終わりの頃であった。顧みれば、銚子の海に別辞を残してから、既に何十里の旅を続けたろう。恐らく、

倉、白沢山。越後側に聳える兎岳、越後沢山、八海山、越後駒ヶ岳などを合わせた山々は、標高僅かに七、八千尺に過ぎない

さらに、前橋の県庁を通り坂東橋を抜けて吾妻川との合流点を過ぎ、利根川本来