北海道 東北地方 奥日光 浅間山 吾妻山 吾妻渓谷 長崎 東京 新橋

ではない。実は、報知新聞社が熊狩隊を組織して北海道へ押し渡り、アイヌの名射手三名に内地人の猛獣狩り専門家二名を加え

、とうとう撃ち倒したのが、体重八十貫もある羆だ。北海道は、羆の産地というけれど近年は甚だ姿が少なくなった。だから、

それが、いま北海道から届いたばかりだ。石油箱にぎっしり詰まって一杯ある。君がいかに貪食で

けれど、北海道の熊を食うのは、今回がはじめてである。熊料理の、膳の上

より、アイヌの熊踊りである。だから、この二人は北海道の羆にとって、縁あさからざるものと考え、特に通知して出席を

分からぬが女にしては素晴らしい能弁である。先年、北海道への旅先で小熊に邂逅した件りから、金田一博士の指導により、神

それは、それとして置いて北海道の樽前山の麓の現地で、名射手連が舌鼓を打ったであろう熊

吹き込む土間で、その処分についていがみ合う。昭和六年の東北地方の凶作の年の、哀れな農村の生活の姿が、詳さに書いてある。

、この湯西川渓谷から、富士ヶ崎峠を越えて、奥日光の上呂部渓谷へ降り込む旅に、高手の部落へ足を入れた。

白根火山が聳え、西に吾妻山、南に鳥居峠を挟んで浅間山が蟠踞している山また山の辺境だ。

も一つある。それは四、五年前、浅間山の北麓六里ヶ原の渓流へ、山女魚釣りに行ったときのことだ。折柄

に近く、東北に八千尺の白根火山が聳え、西に吾妻山、南に鳥居峠を挟んで浅間山が蟠踞している山また山の辺境だ。

なんとなく口ざわりが、それとは違うようだ。先年、吾妻渓谷の奥で、すき焼きにして食った月の輪熊の土の香もない。

「香熊」を一瞥すると、それは長崎料理の角煮に似たものだ。熊肉を煮込んで、それを燐寸の小箱

対峙する富士ヶ崎峠を越えたのであるが、一体東京から、さまで遠くない山や渓にも、月の輪熊は豊富なのだ

珠実嬢は花柳を五条に改名してから、近くはじめて新橋演舞場で公演するが、その出しものは金田一博士の指導により、アイヌの熊