渋川町 北海道 東日本 上越国境 伊豆 榛名山 赤城山 利根川 銚子 前橋 東京 上野

渋川町地先からさらに上流の激湍であって、下流の釣り人は渋川町の方まで遠征したのである。

この頃の日本へは、亜米利加系の虹鱒や河鱒、北海道から姫鱒などが移入されて繁殖しているが、その頃の利根川へ

繁殖しているが、その頃の利根川へは、古来東日本の河川に遡ってくる日本鱒である。もっとも群馬県庁の水産係が明治の

の支流薄根川、赤谷川の水源地まで遡り込み、本流は上越国境の雪橋、雪渓のあるあたりの渓間にまで遡り込んで、山や谷が

に積んで利根の河原へ行ったのである。相模や伊豆の暖かい地方では四月下旬といえば、水が温んで流れは冷たくない

なん時、故郷の上州へ帰っても、無言の赤城山と榛名山と、利根川がやわらかく微笑して流浪の子である私に、昔と変わらぬ

。いつなん時、故郷の上州へ帰っても、無言の赤城山と榛名山と、利根川がやわらかく微笑して流浪の子である私に、昔と

上州と越後の国境に聳える雪の白い山脈に源を発する利根川は、流れをなして幾十里、流れ流れて谿と峡を私の村まで

された水流を慕って、いろいろの魚が、遠い遠い銚子の海口の方から遡ってきたのであろうと思う。

、まれに釣れるばかりである。利根川の日本鱒は、銚子の利根河口から三月中旬には、鮎と共に海の水と別れて

次郎男君など、当時大学を卒えたばかりで、東京から前橋の支局へ支局員として赴任してきた。それは、もう二十

大正の終わり頃から昭和のはじめころまで、私は報知新聞の前橋支局に主任として働いていたことがある。働いていたと

の俤を失った。奥上州水上温泉の下流小松に、東京電灯の発電所が設けられたのが、そもそも河床荒廃のはじめである。

ある上野次郎男君など、当時大学を卒えたばかりで、東京から前橋の支局へ支局員として赴任してきた。それは、

勤めている木村幹枝君、日本窒素株式会社の常務取締役である上野次郎男君など、当時大学を卒えたばかりで、東京から前橋の支局へ