八※[#小書き片仮名ガ]岳登山記 / 亀井勝一郎

八※[#小書き片仮名ガ]岳登山記のword cloud

地名一覧

阿弥陀岳

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れたが、その晴れ間には、巨大なこぶしのような阿弥陀岳があらわれる。その奇怪な姿は登っている私をおびやかすようである。周囲を

によってちがうらしいが、西岳、編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳等を普通指すらしい。私は八※

蔵王山

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、月山などがのぞまれた。私は高校時代に一度だけ蔵王山に登ったことがある。新緑に蔽われたこの山の中腹から、はるか遠くに

こともない人間で、さきに書いたように高校時代に蔵王山へ一度登ったきりである。十七歳のときであったから、昨年の八※岳

御嶽山

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側のはるか彼方に、日本アルプスの連山、正面に木曽の御嶽山の威容がのぞまれた。全体の風景は、薄みどりの天然色映画のようで

北海道

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私は北海道の南端の海辺に育ったので、若いときから山国というものが大へんめずらしかっ

北海道も石狩平野から奥へすすむと山国同様だが私はその地方は殆んど知らない

日本アルプス

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※岳の方は、未だかつて俗化したことはない。日本アルプスの諸山は有名だが、それに比べて八※岳は有名な割合には

それが晴れると今登ってきた側のはるか彼方に、日本アルプスの連山、正面に木曽の御嶽山の威容がのぞまれた。全体の風景は、

富士山

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武蔵野からは、遠く秩父連山がみえ、場所によっては富士山もみえるが、それは単にみえるというだけで、私の関心をそそることは

「美術品」となった山の代表は言うまでもなく富士山で、絵画はむろん、床の間の置物やみやげものにまでなって、それだけ俗化し

、それぞれの時代を代表する絵画上の名品があるが、富士山はつねに改めて発見されなければ、存在しないということをそれは語っ

するほど新しい発見を画家は強いられるだろう。将来どんな形の富士山が絵画の上にあらわれるか、たのしみである。

しない。夏になると、誰もがきまったように富士山へ、アルプスへと急ぐ。八※岳はどこか気むずかしいところがあって、親しみ

朝日岳

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盃山という丘があるが、そこへ登ると、はるかに朝日岳、湯殿山、羽黒山、月山などがのぞまれた。私は高校時代に一度だけ

武蔵野

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から、私は山など殆んど忘れていた。私の住む武蔵野からは、遠く秩父連山がみえ、場所によっては富士山もみえるが、それ

石狩平野

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北海道も石狩平野から奥へすすむと山国同様だが私はその地方は殆んど知らない。朝夕に津軽

最上川

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いう経験をしたのは高校時代で山形であった。最上川の上流、馬見※崎川のほとりに盃山という丘があるが、そこへ登る

アルプス

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夏になると、誰もがきまったように富士山へ、アルプスへと急ぐ。八※岳はどこか気むずかしいところがあって、親しみにくいのか

権現岳

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これは地域によってちがうらしいが、西岳、編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳等を普通指すらしい。私

横岳

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をとりまいて疾風のようにからみつく霧の中を、赤岳から横岳を経て、硫黄岳の方へ、山の尾根を縦走した。その夜

が、西岳、編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳等を普通指すらしい。私は八※岳の中の

木曽

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きた側のはるか彼方に、日本アルプスの連山、正面に木曽の御嶽山の威容がのぞまれた。全体の風景は、薄みどりの天然色映画の

咲かせているのが好ましかった。そのすこし前、私は木曽の上松小学校の校歌をつくったが、そこの徽章が駒草であった。わたし

硫黄岳

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ようにからみつく霧の中を、赤岳から横岳を経て、硫黄岳の方へ、山の尾根を縦走した。その夜は、硫黄岳の石室

方へ、山の尾根を縦走した。その夜は、硫黄岳の石室に泊ることになった。暗く狭い石室には三十人ほどの人が

シャツ一枚でいるとふるえあがるようであった。この日は硫黄岳から天狗岳を経て下山する予定をたてた。午前六時頃に出発し

歓待して早朝からウイスキーを御馳走してくれたので、硫黄岳から天狗岳の方へさしかかる頃は、相当ふらふらしていた。こんな高山を

西岳、編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳等を普通指すらしい。私は八※岳の中の半分を縦走

赤岳

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私たちは泉野から上槻の木、そこから長者小屋を経て赤岳へのコースを選んだ。八月のお花畑は、実に美しかった。山百合

、道路こそ悪かったが晴れた空の光りの中を、赤岳の方へ向った。

これ以上車が通らないというところまで行って、そこから赤岳のふもとの行者小屋まで歩いた。疲れたら、その夜はここに泊る筈で

に黒田君がついてくるという順で、行者小屋から赤岳をめざして登りはじめた。

松があるだけで、あとは断崖絶壁である。見上げると赤岳の頂上が巨大な巌石のようにそそり立っている。絶えず霧につつまれ

時頃であったろうか。山頂に立ったと云っても赤岳のてっぺんではなく、石室に近いその一部の尾根の上である。

。巌をとりまいて疾風のようにからみつく霧の中を、赤岳から横岳を経て、硫黄岳の方へ、山の尾根を縦走した。

、夏沢峠を通り、渋温泉まで辿りつく道は、先の赤岳への道のように、険しいというわけではないが、石ころの道は

ちがうらしいが、西岳、編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳等を普通指すらしい。私は八※岳の

塩尻

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旅行することがあった。中央線で松本の方へ、或は塩尻から木曽路へ、春夏秋と、いくたびか出かけるようになった。

山形

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はじめてそういう経験をしたのは高校時代で山形であった。最上川の上流、馬見※崎川のほとりに盃山という丘が

東京

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学校を出て、東京に住むようになってから、私は山など殆んど忘れていた。私

小諸

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であった。そして、眼下にいきなりひらけたのは松原湖から小諸の方へのつらなる平原であった。二千数百メートルの高さから、脚下