猫料理 / 村松梢風
地名一覧
横浜
地名をクリックすると地図が表示されます
な砂を運んできて、帰りに古い砂を持ち去る。横浜から有名な獣医さんが十日目ごとに全員の健康診断に来る。モナコの王様
鎌倉
地名をクリックすると地図が表示されます
今では魚だけでも毎日六、七種になる。鎌倉名物の小アジのナマと塩なしの干物、これは主食のようなもので
ある。猫は習慣性が強くて、同じ小アジでも鎌倉の海から上がったばかりのを食べなれているから、どうかして東京湾の
三浦半島
地名をクリックすると地図が表示されます
。伝説によると鎌倉時代に宋の船がこの猫を三浦半島の金沢へ持ってきた。その種がこの地方にふえたのだという
金沢
地名をクリックすると地図が表示されます
よると鎌倉時代に宋の船がこの猫を三浦半島の金沢へ持ってきた。その種がこの地方にふえたのだという。
この地方では金沢猫とも呼ぶ、一種のキジ猫であった。伝説によると鎌倉時代に
東京
地名をクリックすると地図が表示されます
、猫も好むが人間が食べてもすてきに旨い。時々東京から上客が来るとお相伴をさせてやる。頭から骨ぐるみ食べるの
。しかも有名な小坪の漁場でとれたものばかりだから、東京の天ぷら屋のタネなど生臭くて私には食べられない。日本料理店へ行く
東京湾
地名をクリックすると地図が表示されます
上がったばかりのを食べなれているから、どうかして東京湾の方でとれたやつをやっても決して食べない。マグロのさし身で