歌の円寂する時 / 折口信夫
地名一覧
飛鳥
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は、古代には、偶数句並列であったものが、飛鳥・藤原に於て、奇数句の排列となり、其が又平安朝に入っ
アララギ
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、と案じている。茂吉風・文明風が、今後「アララギ」の上で、著しい違い目を見せて来るであろうと思う。こうして懐しい
江戸
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末・鎌倉初期に二三人、玉葉・風雅に二三人、江戸に入って亦四五人、此位の纔かな人数が、求心努力を短歌の
ゆく。同時に長い年月を空費した短歌から見ると、江戸の俳句の行きあしは遥かに進んで居る。
奈良
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発生的に、性欲恋愛の気分を離れることが出来ない。奈良朝になっても、そうした意味の贈答を主として居た
短歌は、万葉を見ても、奈良の盛期の大伴旅人・山上憶良あたりにも、既に古典としての待遇
渋谷川
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の外皮を破って「家をいでてわが来し時に、渋谷川(?)卵の殻が流れ居にけり」の代表する一類の歌