長者原 日吉 諏訪 奥州 大阪 津島神社 琵琶湖 熊本 大津 福岡 奈良

（例）長者原

のありかと思うて来た考へが、壊れて了うた。長者原と言ふ海を受けた高台は、があたろを使うて長者になつた人の

つけて居る。其馬の、猿部屋の守護を受け、日吉の神馬の禊ぎに与つたものとの標である。

」は、若狭の池の水を呼び出すのだと言ふ。諏訪の湖・琵琶湖・霧島山の大汝の池など、懸け離れた遠方の井や湧き水

。播州・江州に大きな足だまりを持つて居た。北は奥州から、西は九国の果てまで、殆、日本全国に亘つたらしい布教の

かうした理由を、多少含んでゐるかも知れぬ。大阪で育つた私どもの幼時は、まだこんな遊戯唄が残つてゐた。

あんなに、馬の護符を出す津島神社の四方、かなり広い範囲に亘つて、河童は居ない。みづち一類

の池の水を呼び出すのだと言ふ。諏訪の湖・琵琶湖・霧島山の大汝の池など、懸け離れた遠方の井や湧き水に通じてゐると言ふ

この話の中にさしこんだ河童の図は、すべて、元熊本藩の水練師範小堀平七さんの家に伝る、河童の絵巻から拝借し

今も、途上で逢ふ事である。馬の腹掛けに、大津東町と染め出したのをつけて居る。其馬の、猿部屋の守護

の形式が、這入つて居るのである。此は、大津東町に処を移した穴太の猿部屋の信仰である。日吉山王の

、ちごも、河童或は河童の好物しりこだまを意味する、福岡辺の方言である。河童の外にも、もゝんぐわ・がごじ

があつたのである。私の観察するところでは、奈良の都よりも古く、穴師神人が、幾群ともなく流離宣教した