顎十郎捕物帳 23 猫眼の男 / 久生十蘭
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とエッホ、エッホと息声をあわせながら韋駄天走り、下高井戸から調布、上田原とむさんに飛んで行く。
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どうでも府中まで駈けつけねばならぬ用事があって、甲州街道の駕籠立場まで来て、むこうっ脛の強そうなのを選んでいると、
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してもなにかの方法で殺ったのに相違ない。近江屋の一家に隠れた悪業があって、大国魂さまが罰をあたえるためにお
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祀ったもので、そのほかに、東西の六座に、秩父、杉山、氷川などの武蔵国内の諸神を奉斎する由緒のある宮。
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魂さまの御霊遷のある刻限前に、どうでも府中まで駈けつけねばならぬ用事があって、甲州街道の駕籠立場まで来て、むこ
「実は、府中まで急な用事がありまして、どうでも夕方までにむこうへ着かなくて
な。どうせ一本道。ブラブラやって行くうちに、いずれは府中へつく。……それはそうと、ひょろ松、いったい、どんな用むきで府中
…それはそうと、ひょろ松、いったい、どんな用むきで府中へなどすっ飛んで行くのだ。ひとつ眠けざましに聞かせたらどうだ。おもしろい
……実はね、こういうわけなんでございます。府中で手びろく物産廻送をやっている近江屋鉄五郎というのがあります。それにお
で、桜場清六という勤番くずれ。大酒呑みの暴れ者で、府中じゅうの鼻っつまみになっているやつなんですが、こいつが以前からお
がある。というのは、ご存じでもありましょうが、府中の暗闇祭というのは、御神輿の渡御するあいだ、府中の町じゅうひとつ
府中の暗闇祭というのは、御神輿の渡御するあいだ、府中の町じゅうひとつの灯火もないようにまっ暗にしてしまう。もったいない話
出かけなければならないことになり、一年ばかりしてから府中へ帰ってみると、青梅屋の三男坊が婿にきまって、もう結納まで
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今はただの駕籠屋。仙波阿古十郎あらためアコ長。相棒は九州の浪人くずれで雷土々呂進こと、とど助。
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いた。……ちょうどそのころ、桜場はよんどころない用事で江戸へ出かけなければならないことになり、一年ばかりしてから府中へ帰って
ひょろ松は、さっそく近江屋鉄五郎にあって、江戸から早乗できた挨拶をし、すぐまた二人のいるところへ引きかえして来ると、
「そのへんに江戸からおいでなすったひょろ松の旦那がおいでではございませんか。お
、五月、九月の結改の会には、わざわざ江戸へ出かけて行き、昨年などは、百五十本を的て金貝の目録を取った
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「このほうは、大和流の弓をよくいたし、甲府の勤番にいたころ、むやみに御禁鳥を射ころしたので、その
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ているのは、ついこのあいだまで顎十郎の下まわりだった神田鍋町の御用聞、ひょろりの松五郎。