顎十郎捕物帳 20 金鳳釵 / 久生十蘭
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神田佐久間町の焙烙長屋のドンづまり。古井戸と長屋雪隠をまむかいにひかえ、雨水が溝を
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これが四つ。万屋のほうも山崎屋のほうもおなじく木曽から出てきて、もとをたずねると遠い血つづき。これまでも親類同様、互い
「それから二年たって木曽に大きな山火事があり、山崎屋の山が五日五晩燃えつづけてそっくり灰
木曽の親類だといって、金三郎の介添になっていた骨太なふたり。いきなり
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もそれは無駄。千仞の功を一簣に欠いたが、明石の浜の漁師の子が、五十万両の万和の養子の座にすわると
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ているが、金のあるだんになったら、万屋和助は奈良茂の十層倍、茂森町三町四方をそっくり自分の屋敷にし、堀に
ば深川木場の大物持ち。吉原で馬鹿な遊びをするから奈良茂のほうがよく知れているが、金のあるだんになったら、万屋
奈良茂の十層倍という木場一の大物持。その万和がすることだ
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もう一度もとの身代にしようというので金三郎をつれて長崎へ行ってしまった。その翌年の春、そっと唐へ渡るというざっと
仕分けも出来かねるようになったので、店をしめて長崎へ行って唐木の貿易でもし、もう一度もとの身代にしようという
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「万和といえば深川木場の大物持ち。吉原で馬鹿な遊びをするから奈良茂のほうがよく
仕入れたも仕入れないもない。正真正銘の話。このあいだ、深川の八間堀へ首のない死骸があがり、月番ではありませんが
「あたくしは深川茂森町の万屋和助の末娘で利江と申すものでございますが、姉が生き
深川、霊巌寺門前町の葬具屋、平野屋の店さき。
みたらなにかの引っかかりがつくかも知れん。これから深川へ引きかえして万和へ乗りこんで見よう。……表むきは、おれはお前
道々、細かい打ちあわせをしながら深川の茂森町。ひょろ松は、万和とは昵懇だから店からすぐ奥へ
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二十四日の亀戸天神様のお祭の夜からふりだした雨が、三十一日になっても
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手付、顎十郎のおかげでいまはいい顔になっている神田の御用聞、ひょろりの松五郎。
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蔵前ふうの根の高いのめし髷。紫の畝織縮緬に秋の七草を染めた
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千住まで駕籠をやとって飛ぶようにして小塚原。投込場同心に筋を
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いいほどに飲んでいるところへ『神田川』から鰻の岡持がはいる。すっかり元気になって三人鼎になって