顎十郎捕物帳 02 稲荷の使 / 久生十蘭
地名一覧
淡路町
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「淡路町からの使いで、例のものが、笠森近くのさる下屋敷へ入ったことを
江戸
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。幸い大事に至らぬうちに消しとめたが、今度は最近江戸を騒がしたおさめ殺しの唯一の手懸りとも言うべき、かけがえのない大切な証拠
買ってやったが、半年も勤まらず、役をやめて江戸へ出て来たということであったが、どこをのたくっているのか
いうべき、ちんみょうな面相。この顎が春風を切って江戸中を濶歩する。
笠森稲荷
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を突止めましたから、御足労ながら至急こちらまでお出かけ下さい。笠森稲荷の水茶屋でお待ち申すという口上でございます」
「笠森稲荷から叔父を呼び出しにくる以上、狐の眷属に相違あるまい」
両国
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いう茶汲女が何者かに毒殺され、それから三日おいて、両国の矢場のおさめという数取女が同じような怪死を遂げた。
湯島天神
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昨年の十月十日に湯島天神境内のとよという茶汲女が何者かに毒殺され、それから
京都
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杓子も万年青つくり、仕事もなにも放りぱなしで、壌士は京都の七条土に限るのそうろうの、浅蜊の煮汁をやればいいの
甲府
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五年ほど前に甲府勤番の株を買ってやったが、半年も勤まらず、役をやめて