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井上外記は播磨国英賀城主井上九郎右衛門の孫で、外記流の流祖である。鉄砲の射撃にかけ

抱え、海路、平戸を出発した。四月三日、大阪着、それから三百人にあまる軽子、曳子が、ろくでもない大荷物にとりつき

軽子、曳方が三百人もかかって、箱根の石高道をひきおろし、神田誓願寺前の松浦侯の上邸におさまったところ

喜太夫の父、一夢斎稲富直家が慶長十六年に駿府で死んでから、外記が天下一の名人の座についた。

あった。第一弾は、一町ほどしか飛ばず、小田山の中に落ちこんで、十七尺ほどの深い穴をあけ、水田の泥や苗

飯倉の西にあたる麻布勝手ヶ原は、太田道灌が江戸から兵を出すとき、いつもここで武者揃えをしたよし、風土記に見えて

軽子、曳子が、ろくでもない大荷物にとりつき、東海道を江戸に上った。

四月末日、江戸に着いた。臼砲と附属物は松浦侯の上邸におさまり、カロンと砲手

肥前が見かねて、十二ポンド砲と四門の加農砲を平戸から送ってよこしたが、それが、いっそういけないことになった。という

されたカロンは、寛永十六年の二月中に、平戸で、余儀なく臼砲の鋳造をせねばならぬ羽目になった。原城の

試し射ちをしてみるがいい。半十郎もやる。カロンが平戸から連れてきたウールフとかいう砲手は、おのれの名もかけぬような

・リィプ号には、松平伊豆、戸田左門、長崎奉行、長崎御代官、鉄砲御用衆の面々が砲撃の効果を冷然と観察して

デ・リィプ号には、松平伊豆、戸田左門、長崎奉行、長崎御代官、鉄砲御用衆の面々が砲撃の効果を冷然と

の末ごろは、草ばかり蓬々とした、うらさびしい場所で、赤羽の辻、心光院の近くまで小山田がつづき、三田の切通し寄り、菱や

曳方が三百人もかかって、箱根の石高道をひきおろし、神田誓願寺前の松浦侯の上邸におさまったところを拝見に出かけたが