大阪 寿 千葉 高知 宇都宮 京都 広島 岡山 日暮里 駒込 巣鴨 東京 久喜 渋谷 銀座

この数日来夜警報が出ない。大阪、高知、その他へ八十位来てはいるが。不親切ものの親切のようで

房と云って、太田という老軍人の妻となって大阪にいる由。

こころもち、そして夕飯をたべ。九時頃気をもむのに寿いうことをきかず。駒込で下りたらもう市電なし（十時で終り）又

Ｓ千葉の物価と危険とのために東京暮しを思い立って来ている。ぐらぐらし

この数日来夜警報が出ない。大阪、高知、その他へ八十位来てはいるが。不親切ものの親切のようであと

上に腰かけて来た頃は、小山で空襲に会うか宇都宮の先で会うか、マア無事でよかったと郡山に降りた。ひどい混雑

やがて下車駅の京都近くになって前の大佐殿にきく。「われわれはあくまで国体護持に終始

京都が近づくにつれて、胸一杯という風で段々陽気さを失い深くうなだれ

駅も破壊されている。東海道全線そして山陽線も。広島、岩国ひどい。岩国の駅はなくて板で踏場をこしらえてある。（

広島実にひどい（雨）地下道丈のこって、片腕のない少年駅員が

と思い、泊りよ、ねお泊りよ、泊らせる。お母さん広島までの切符たのんで手に入れる二枚、夕方より雨となる。

三等は帰国する半島人でギューギュー。岡山よりこちらでは二等の通路にも半島の人来てねている。

。駒込で下りたらもう市電なし（十時で終り）又日暮里まで。歩いて帰る。

九時頃気をもむのに寿いうことをきかず。駒込で下りたらもう市電なし（十時で終り）又日暮里まで。歩いて帰る

いうので皆で朝飯をたべ、寿送ってゆく。自分巣鴨へゆく時間が中途になったので、やめて、寿の家を見

巣鴨、

巣鴨へ

Ｓ千葉の物価と危険とのために東京暮しを思い立って来ている。ぐらぐらしているので菅谷が来ても

この前東京に帰った頃よりは（六月下旬）ずっと閑散になっている。そして

てっちゃんに会いたいと思ったがマッカーサー東京進駐というのでやめ。高垣松雄のアメリカ文学史をちょいちょいよんで学ぶところあり

東京へ二ヵ月ぶりで入ったら巡査が C. P. とかい

頃、岩国のりかえ。島田十時ごろ着、八時半東京出発。二十六時間の上かかった。パラパラ雨の中をうちへ歩いてゆく

、マア、ように！　おばあちゃん、おばあちゃん、東京から見えてですよ。お母さん、裏の室からかけ出て来てマアマア、

小山から通路もめちゃめちゃ、等級もめちゃめちゃになって久喜ではやっと窓から降りた。

久喜で。

いる。細君、少女ものを書いている。ここの感じは久喜とちがって、いろいろの話は広汎に流入して来ているのにかかわら

杉さん、渋谷までリュックを背負ってくれて、自分てっちゃんのところへ行く。電報は六

銀座三越にゆく、ポンジーの紙箱入白粉二つ、ストロベリー口唇棒だけパラフィンに包ん