海神に祈る / 田中貢太郎

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地名一覧

一木神社

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を地中に埋めて、其の上に一宇の祠を建てて一木神社として祭ったが、昭和四年になって、後の山を開いて

室戸岬

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の東南端、俗にお鼻の名で呼ばれている室戸岬から半里の西の室戸に、古い港があって、寛文年間、土佐の経世家

雪のような飛沫をあげていた。其処は左に室戸岬、右に行当岬の丘陵が突き出て一つの曲浦をなしていた。

。其の律照寺は四国巡礼二十五番の納経所で、室戸岬の丘陵の附根にある最御崎寺の末寺で、普通には津寺の名

一人で朝まで祈願をこめていた。朝になって室戸岬の沖あいから朝陽が杲杲と登りかけたところで、人夫たちが集まって来

東寺

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「東寺へずっとお成りになった」

東寺は最御崎寺の事で、其処は四国巡礼二十四番の納経所になり、

高知

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「はんこうか、鮟鱇か知らんが、高知の城下から来たそうじゃ」

工事が思いの外に捗り、間もなく竣成したので、高知の藩庁に報告する必要から、急いで引きあげて往くところであった。

己の代理として、総之丞に二三の下僚をつけて高知へやり、己は普請役所に留まっていると、十日ばかりして下僚